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【経済】長野県佐久市に仮想通貨のマイニングファームを設営


株式会社アクロディアは、長野県佐久市で、仮想通貨のマイニングファームを設営することになった。
アクロディアは、事業領域の拡大と中長期的な成長戦略として、ブロックチェーン技術やAIなどの先端技術を用いたソリューション開発や仮想通貨関連事業への参入を企図している。
そこで、長野県佐久市臼田地区で、2018年秋完成予定を目途に、仮想通貨のマイニングファームを設営することになった。
長野県佐久市でマイニングファームを設営するのは、佐久市の企業誘致施策「佐久市産業立地応援プラン2018」を活用し、優れた条件のもとに土地取得や設備投資ができるからだ。 さらに、工場設営に適した地勢と気候がよく、活断層から離れて位置し、強固な地盤を持つ佐久市は、地震災害のリスクが比較的少ない。内陸性の気候のため、年間を通して湿度が低く晴天率が高い。夏場でも朝と夜は比較的涼しく、マイニングマシンの管理に適している、などの好条件が佐久市の選定につながった。
また、事業拠点を国内に置きながら、友好都市のエストニア共和国サク市を視野にした事業展開が可能であることだ。

長野県佐久市は、群馬県との県境、佐久平の中央に位置し、市の中央を詩情豊かな千曲川が流れ、浅間山、八ヶ岳、蓼科山、荒船山など雄大な山並みに抱かれた高原都市。2005年に旧佐久市と臼田町・浅科村・望月町が合併して現在の佐久市になった。以来、北陸新幹線や上信越自動車道の開通に後押しされ、上田市と並ぶ県内中心都市となっている。
広大な土地を活かし、複数のメガソーラー発電所や、シチズン、TDK、サンテックパワー等の企業の生産拠点のひとつとなっている佐久市は、「佐久市産業立地応援プラン2018」を掲げ、企業誘致に積極的だ。Skype発祥のIT大国として近年注目を集める北欧のエストニア共和国の佐久市との間では、友好都市として盛んな文化交流が実施されている。
佐久市市長の柳田清二氏は、つぎのように語っている。
「この度、佐久市臼田地区にあります北川工業団地に『仮想通貨のマイニングデータセンター』設立をご検討されておられますこと、大変光栄であり、心より歓迎をいたします。佐久市は確認されている活断層が無いため、災害時におけるリスク分散の適地となっており、また、気象庁が統計をとり始めた1979年以降、1日も熱帯夜がない高燥冷涼な地域であります。また、当市は、IT大国として評価の高いエストニア共和国のSAKU(サク)市と友好都市でありますことから、世界に向けた事業展開を図られておられるアクロディア社と佐久市、エストニア共和国大使館の皆様による三者連携をしていくことも考えられます。今回の佐久市内への進出は、佐久市の都市としての可能性を大きく広げるだけでなく、アクロディア社としての可能性も広げることになるのではないかと考えております。是非とも佐久市への進出を叶えていただき、今後の事業展開においても成功を納めていただきますこと、ご期待申し上げます」
アクロディアは、培ってきた技術やノウハウを活かし、事業領域の拡大と企業価値向上に努め、佐久市での新たな雇用の機会創出と地域活性化の推進につながるよう、佐久市との連携を深めていくことにしている。
今回のマイニング事業は、すべえ自己資金の運用を目的としており、第三者の資産管理はしない。マイニングの報酬である暗号通貨は、今後の当社内の事業に再投資する。今後、第三者の資産運用としてのマイニング事業も検討するが、時期などは決まり次第発表する。


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 提供:フィスコ

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