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【通貨】NY為替:ドル・円下げ止まり、6月米ISM製造業景況指数は予想外の上昇

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円68銭から110円93銭まで上昇し、110円88銭で引けた。貿易摩擦の深刻化への懸念にリスク回避のドル売り・円買いが優勢になったのち、米6月ISM製造業景況指数が予想外に改善を見せたほか、トランプ米大統領が「いくつかの公正な貿易協定の合意が非常に近い」と述べたため、懸念が緩和し、ドル買い・円売りが再燃した。

ユーロ・ドルは、1.1591ドルまで下落後、1.1648ドルまで急反発し1.1639ドルで引けた。ドイツでメルケル首相の移民対策に不満を表明し、強硬派で知られるゼーホーファー内相が連立与党の一角、キリスト教社会同盟(CSU)の党首と、
内相を辞任する意向を表明したため、政権混迷継続が嫌気されユーロの売り圧力となった。引けにかけ、首相と内相が妥協案で合意し、内相が辞任を撤回すると安心感からユーロのショートカバーに拍車がかかった。ユーロ・円は、128円42銭まで下落後、129円11銭へ反発。ポンド・ドルは、1.3095ドルまで下落後、1.3154ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9966フランまで上昇後、0.9929フランへ反落した。

《MK》

 提供:フィスコ

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