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2018年07月02日11時39分

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:日エスコン、ニプロ、不二越

日エスコン <日足> 「株探」多機能チャートより
■日本エスコン <8892>  750円  +100 円 (+15.4%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率3位
 日本エスコン <8892> がストップ高。6月29日大引け後、18年12月期の連結経常利益を従来予想の87億円→102億円に17.2%上方修正。増益率が45.3%増→70.3%増に拡大し、従来の11期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。不動産販売事業が好調に推移する中、採算が想定より上向くことが上振れの要因となる。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の20円→26円(前期は18円)に大幅増額修正したことも好感された。前営業日ベースの予想PERが7.4倍→6.3倍に低下する一方、配当利回りは4.0%に上昇し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■Gunosy <6047>  1,577円  +148 円 (+10.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 Gunosy<6047>は大幅続伸。6月29日の取引終了後、サイバーエージェント<4751>と動画アドネットワーク事業の推進を目的に、合弁会社を設立すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。新会社「VIDPOOL(ビッドプール)」はGunosy65%、サイバー35%出資で7月に設立の予定。「グノシー」内のインストリーム広告在庫などを中心とする、インストリーム型動画アドネットワーク「VIDPOOL AdPlatform」の販売などを行うとしている。同時に集計中の18年5月期連結業績について、営業利益が従来予想の22億600万円から19億3800万円(前の期比27.8%増)へ、純利益が14億7500万円から5億100万円(同55.5%減)へ上振れて着地したようだと発表した。「グノシー」の新規ダウンロード数およびユーザー継続率が想定を下回った一方、アドネットワークが好調に推移したことから、売上高は107億4600万円から112億100万円(同44.7%増)へ上振れて着地した。ただ、アドネットワークの好調に伴い媒体費用が増加したほか、投資先の業績悪化に伴い投資有価証券評価損7億6000万円を計上することなどが利益を押し下げた。

■フリークHD <6094>  2,270円  +160 円 (+7.6%)  11:30現在
 フリークアウト・ホールディングス<6094>が大幅続伸。6月29日の取引終了後、東京証券取引所本則市場への市場変更申請を行ったと発表しており、これを好感した買いが入っている。社会からの一層の認知度・信用力の向上とそれによる人材採用・営業活動の推進、グローバルを含む投資家層の拡大などを図るため、東証1部への市場変更が必要と判断したためという。なお、市場変更時に伴う公募増資・売り出しなどの希薄化を生じる資金調達は計画していないとしている。

■ニプロ <8086>  1,345円  +65 円 (+5.1%)  11:30現在
 ニプロ<8086>が続伸している。同社は6月29日取引終了後に、札幌医科大学と共同開発を進めている「脊髄損傷の治療に用いる自己骨髄間葉系幹細胞」を、厚生労働省に再生医療等製品として製造販売承認申請を行ったと発表。これが材料視されているようだ。自己骨髄間葉系幹細胞は、2013年12月から札幌医科大学附属病院で脊髄損傷患者を対象にした医師主導治験が実施され、今回の製造販売承認申請はこの結果を受けたもの。なお、脊髄損傷患者を対象とする自己骨髄間葉系幹細胞は、16年2月に厚労省から再生医療等製品の先駆け審査指定制度の対象品目の指定を受けている。

■不二越 <6474>  5,150円  +195 円 (+3.9%)  11:30現在
 不二越<6474>が大幅続伸している。6月30日付けの日本経済新聞朝刊で「2017年12月~18年5月期の連結営業利益は前年同期比で約5%増の80億円強になったようだ」と報じられたことが好感されている。会社側の従来予想である85億円を若干下回るとの観測だが、記事によると、主力の自動車向けベアリングなどが好調を維持したという。一方、原材料価格の上昇などが利益を圧迫したようだが、これらについては織り込み済みとの見方が強い。なお、決算発表は7月5日の予定となっている。

■タマホーム <1419>  1,042円  +13 円 (+1.3%)  11:30現在
 タマホーム<1419>が続伸している。6月29日の取引終了後、集計中の18年5月期連結業績について、営業利益が従来予想の40億円から45億円(前の期比15.4%増)へ、純利益が16億円から20億円(同2.2倍)へ上振れて着地したようだと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。売上高は、オフィス区分所有権販売事業の進捗の遅れで1702億円から1679億円(同6.9%増)へ下振れたものの、グループ会社再編に伴う販管費縮小が奏功した。

■ファナック <6954>  22,260円  +255 円 (+1.2%)  11:30現在
 ファナック<6954>が3日続伸となっているほか、東芝機械<6104>、ツガミ<6101>など工作機械株が高い。朝方寄り前に発表された日銀短観では大企業の設備投資の伸びが顕著で市場予測中央値である9.3%を大きく上回る13.6%増と好調だった。これを受けて機械セクターは総じて買われ、業種別騰落率でも値上がり上位にランクインしている。外国為替市場では1ドル=110円台後半と円安に推移していることも追い風材料となっている。

■東京エレクトロン <8035>  19,190円  +170 円 (+0.9%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>が3日続伸、SUMCO<3436>も反発するなど半導体関連株の下値に買いが入り始めた。半導体需要は世界的に旺盛ながら、米中貿易摩擦の問題などが不透明要因となって、同関連銘柄は買いが手控えられる状況が続いていた。直近は、前週末にフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が続伸しており、外国為替市場では1ドル=110円台後半と円安局面にあることで、押し目買いを誘発している。

■アダストリア <2685>  1,243円  -162 円 (-11.5%)  11:30現在  東証1部 下落率2位
 カジュアル衣料大手のアダストリア <2685> が急反落し、年初来安値を更新した。6月29日に発表した19年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益が前年同期比65.1%減の13.5億円に大きく落ち込んで着地したことが売り材料視された。4月中旬に投入した夏物商品の販売不振や5月の一時的な天候悪化の影響などで、国内既存店売上高が前年実績を大きく下回ったことが響いた。在庫の消化促進による値下げ率の上昇に加え、EC関連の販促費用や配送費が増加したことも利益を圧迫した。通期計画の87億円に対する進捗率は15.6%にとどまり、計画未達を懸念する売りが向かった。

■ペプチドリーム <4587>  4,210円  -400 円 (-8.7%)  11:30現在  東証1部 下落率5位
 ペプチドリーム<4587>は反落している。6月29日の取引終了後、独自の創薬開発プラットフォームシステム「PDPS」について、米メルク・アンド・カンパニーと、非独占的ライセンス許諾することで合意したと発表したが、市場の反応は限定的のようだ。これに伴い、同社は技術ライセンス料(契約一時金、金額は非開示)を段階に分けて受け取ることになるほか、PDPSにより創製された特殊環状ペプチドおよび低分子化合物(特殊環状ペプチドを出発点として創製された化合物)に関して設定されたマイルストーンフィー、さらに製品化後には売上金額に応じたロイヤルティーを受け取ることになる。なお、同件については、18年6月期業績予想に織り込み済みとしている。

■ダイセキ <9793>  2,979円  -276 円 (-8.5%)  11:30現在  東証1部 下落率7位
 29日に決算を発表。「3-5月期(1Q)経常は微増益も対上期進捗は過去平均を下回る」が嫌気された。ダイセキ <9793> が6月29日大引け後(15:00)に決算を発表。19年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比0.3%増の23.5億円となったが、3-8月期(上期)計画の49.5億円に対する進捗率は47.6%にとどまり、5年平均の51.2%も下回った。
  ⇒⇒ダイセキの詳しい業績推移表を見る

■スギホールディングス <7649>  5,910円  -500 円 (-7.8%)  11:30現在  東証1部 下落率9位
 29日に決算を発表。「3-5月期(1Q)経常は3%減益で着地」が嫌気された。スギホールディングス <7649> が6月29日大引け後(15:30)に決算を発表。19年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比2.7%減の66億円となり、3-8月期(上期)計画の135億円に対する進捗率は49.0%にとどまり、5年平均の53.1%も下回った。
  ⇒⇒スギホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■日立化成 <4217>  2,161円  -74 円 (-3.3%)  11:30現在
 日立化成<4217>は反落。6月29日、名張事業所(三重県名張市)で生産している産業用鉛蓄電池一部製品について、顧客に提出する検査成績書に不適切な数値の記載を行っていたことが判明したと発表しており、これを嫌気した売りが出ているようだ。会社側によると、現在確認されている対象顧客は約500社にのぼり、製品台数は約6万台に達するという。なお、現時点で性能上の不具合は確認されておらず、製品そのものの性能および安全性に問題はないとしている。また、19年3月期業績への影響は現時点では不明としている。

■日本海洋掘削 <1606>  89円  +30 円 (+50.9%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 日本海洋掘削<1606>がストップ高。1日付の日本経済新聞は、経営破綻した同社の支援企業に「日本郵船<9101>が有力候補として浮上したことが明らかになった」と伝えた。日本海洋掘削が持つ資源掘削船などの技術を取り込む狙いがあるという。同社は先月22日の取引終了後、東京地方裁判所に会社更生手続きの申し立てを行い、受理されたと発表。負債総額は単体で約904億円。これを受け、東京証券取引所は同社株を6月22日から7月22日まで整理銘柄に指定し、7月23日に上場廃止とすることを発表している。上場廃止まで3週間ほど時間があることから、この日は投機的な短期資金が流入し、マネーゲーム的な性格を濃くしている様子だ。

●ストップ高銘柄
 アイ・ピー・エス <4390>  9,840円  +1,500 円 (+18.0%) ストップ高   11:30現在
 エムケイシステム <3910>  791円  +100 円 (+14.5%) ストップ高   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 オンコリス <4588>  580円  -100 円 (-14.7%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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