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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 日本エスコン、ネクステージ、マルマエ (29日大引け後 発表分)

日エスコン <日足> 「株探」多機能チャートより

 6月29日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 日本エスコン <8892>   ★今期経常最高益予想を17%上乗せ、配当も6円増額
 ◆18年12月期の連結経常利益を従来予想の87億円→102億円に17.2%上方修正。増益率が45.3%増→70.3%増に拡大し、従来の11期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。不動産販売事業が好調に推移する中、採算が想定より上向くことが上振れの要因となる。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の20円→26円(前期は18円)に大幅増額修正した。予想PERが7.4倍→6.3倍に低下する一方、配当利回りは4.0%に上昇し、割安感が強まった。

 アヲハタ <2830> [東証2]  ★上期経常を一転21%増益に上方修正
 ◆18年11月期上期(17年12月-18年5月)の連結経常利益を従来予想の4.6億円→6.5億円に41.1%上方修正。従来の14.2%減益予想から一転して21.0%増益見通しとなった。ジャム類「アヲハタ・まるごと果実」の販売が好調だったことが寄与。販管費の効率的活用に加え、下期に予定していた産業用加工品類の受注が一部前倒しとなったことも上振れの要因となった。

 Tアルファ <3089> [JQ]  ★上期経常が黒字浮上で着地
 ◆18年11月期上期(17年12月-18年5月)の連結経常損益は1億0900万円の黒字(前年同期は6200万円の赤字)に浮上して着地。主力のエレクトロニクス事業でパワー半導体製造装置関連の販売が大きく伸び、64.3%の大幅増収を達成したことが寄与。

 ネクステージ <3186>   ★上期経常最高益予想を12%上乗せ
 ◆18年11月期上期(17年12月-18年5月)の連結経常利益を従来予想の16.5億円→18.5億円に12.1%上方修正。増益率が5.0%増→17.7%増に拡大し、従来の4期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。主力の中古車販売店で販売台数と単価がともに伸び、売上高が計画を16.3%も上回ったことが寄与。中古車の買い取り台数や車検台数が増加したことも上振れに貢献した。

 イトヨーギョ <5287> [東証2]  ★今期最終を3.8倍上方修正
 ◆19年3月期の最終利益(非連結)を従来予想の2100万円→8000万円に3.8倍上方修正。減益率が90.1%減→62.3%減に縮小する見通しとなった。経営資源有効化の一環として兵庫県高砂市に保有する土地を売却することに伴い、売却益7400万円が発生することが最終利益を押し上げる。

 マルマエ <6264> [東証2]  ★9-5月期(3Q累計)経常が99%増益で着地
 ◆18年8月期第3四半期累計(17年9月-18年5月)の経常利益(非連結)は前年同期比99.4%増の9.3億円に拡大して着地。旺盛な半導体需要を追い風に、半導体製造装置向け部品加工の受注が伸びたほか、FPD装置関連も有機ELや大型液晶パネル向けに拡大し、62.1%の大幅増収を達成したことが寄与。

 ユビテック <6662> [JQ]  ★今期最終を55%上方修正
 ◆18年6月期の連結最終利益を従来予想の8800万円→1億3600万円に54.5%上方修正。増益率が22.2%増→88.9%増に拡大する見通しとなった。テレマティクス車載機の販売減少などで売上高は計画を下回るものの、事業効率化やコスト削減で採算が改善するうえ、新株予約権戻入益の計上や法人税の減少も最終利益を押し上げる。

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