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【注目】前週末29日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

アミタHD <日足> 「株探」多機能チャートより

■サンバイオ <4592>  2,882円 (+403円、+16.3%)

 サンバイオ <4592> [東証M]が急反騰。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は28日、同社株のレーティングを新規「オーバーウエイト」でカバレッジを開始した。目標株価は4600円としている。細胞医薬品「SB623」による中長期の利益成長をエクイティストーリーに挙げている。SB623は、慢性期脳梗塞と外傷性脳損傷を対象に開発が進められている。特に、米国の慢性期脳梗塞の患者は500万人を超え潜在市場規模は大きい。SB623の臨床開発が成功した場合、同剤は慢性期脳梗塞の適用だけでピーク時に世界で売上高6000億円を超える大型製品になると予想しており、その場合、同社がSB623によって獲得する売上高は2000億円を超えるとみている。慢性期脳梗塞では米国でフェーズ2b試験を実施している。

■PALTEK <7587>  714円 (+100円、+16.3%) ストップ高

 PALTEK <7587> [東証2]がストップ高。28日取引終了後、NTTドコモ <9437> 、ベクトロジー(横浜市港北区)と共同でリアルタイム処理が可能な世界初の「 8K360度VRリアルタイム映像処理装置」を開発したことを発表、FPGAコンピューティングを活用することで8Kリアルタイム処理を可能としたもので、これを材料視する形で投機資金が一気に流入した。

■シャープ <6753>  2,700円 (+356円、+15.2%)

 東証1部の上昇率トップ。シャープ <6753> が急反騰。同社は、29日の取引開始前に今月22日に発表した公募増資の中止を発表した。米中貿易摩擦の激化などにより株式市場が不安定さを増していることを中止の理由に挙げた。国内と海外で約2162億円を調達し、A種類株の取得や8Kエコシステムの構築およびAIoT事業の拡大に向けた研究開発費用などに充てる予定だった。29日は公募増資による1株当たり利益の希薄化懸念がなくなったことを好感した買いが流入している。

■アミタホールディングス <2195>  4,400円 (+570円、+14.9%)

 アミタホールディングス <2195> [JQG]が急反騰。28日に発表した「廃棄物リサイクル関連企業と提携」が買い材料。廃棄物処理・リサイクル関連事業を展開するメジャーヴィーナス・ジャパン(東京都千代田区)、大栄環境ホールディングス(兵庫県神戸市)と業務提携。

■アマナ <2402>  850円 (+102円、+13.6%) 一時ストップ高

 アマナ <2402> [東証M]が急反騰、一時ストップ高。28日大引け後、子会社アマナデザインがサイバーエージェント <4751> と広告の企画および制作事業を展開する合弁会社を設立すると発表しており、これを好感する買いが殺到した。インターネット広告市場が拡大するなか、高品質なクリエイティブを数多く制作できる体制へのニーズが高まっている。合弁会社ではデータとクリエイティブによるコンテンツオプティマイゼーションの具現化や、高品質かつ大量生産が出来る仕組みの開発、新たな広告表現の開発などを推進していく。アマナデザインの出資比率は33.4%で、同社の持分法適用会社となる。

■サイオス <3744>  1,193円 (+140円、+13.3%)

 サイオス <3744> [東証2]が急反騰。システム構築や障害回避ソフトなどを手掛けており、人工知能(AI)を用いた ビッグデータ解析などに展開。AIのほか、クラウドやフィンテック分野に経営資源を注いでおり、 IoT社会における技術革新の急先鋒となっている。人体の設計図にあたるゲノムの働きが後天的に微妙に変化する現象であるエピゲノムの情報解析にも取り組み、エピゲノムのクラウドプラットフォーム構築を進めている点も注目。

■ホットリンク <3680>  1,057円 (+75円、+7.6%)

 ホットリンク <3680> が上昇加速局面にあり、4連騰。マシーンラーニングなどを活用したビッグデータ解析を手掛け、ボット機能を活用した販促支援サービスでも実績が高い。「クチコミ@係長」シリーズは累計900社以上の企業に活用され、同社の業績に寄与している。また時流を捉え、ネット上での「炎上」をスマートフォンで模擬体験できる教育プログラムなども手掛けている。機関投資家からの視線も熱く、アセットマネジメントOneが26日付の大量保有報告でホットリンク保有株比率を9.93%から11.12%に増加させたことが判明している。

■LCHD <8938>  1,465円 (+104円、+7.6%)

 LCホールディングス <8938> [JQG]が急反発。28日の取引終了後、5月15日に発表した中期経営計画に目標数値を追加しており、これを好材料視した買いが入った。グループの収益構造の変化により、物件売却による売上高の比率が低くなり、一方で利益率の高いフィー収入の比率が高まると予想しており、21年3月期売上高を110億円(18年3月期137億7400万円)、営業利益25億円(同15億400万円)を目標としている。

■ヴィンクス <3784>  1,232円 (+84円、+7.3%)

 東証1部の上昇率5位。ヴィンクス <3784> が3日ぶりに急反発。同社は28日、中国の貴州省貴陽市に本社を置くドラッグストア企業と業務提携に向けた覚書を締結したと発表した。これに伴い、ヴィンクスはドラッグストア日本国内POSシステム市場シェアでトップのヴィンクス「ANY-CUBEシリーズ」を中国ドラッグストアへ向けて導入を拡大していく予定だ。29日は中国ドラッグストア市場での事業拡大に期待した買いが流入した。

■ジャストプラ <4287>  4,935円 (+335円、+7.3%)

 ジャストプランニング <4287> [JQ]が急反発。28日の取引終了後、子会社プットメニューはオーダーシステム「Putmenu」において、ネットショップと連携する機能をハウステンボス(長崎県佐世保市)が運営する「変なホテル ハウステンボス」に提供すると発表しており、これを好感した買いが入った。「Putmenu」はテーブルや部屋をIoT化することで、「注文0分、会計0分」を実現するシステム。今回、BASE(東京都渋谷区)のEコマースプラットフォーム「BASE」と連携する機能を提供することで、利用者はお土産をキャッシュレスで購入し、チェックアウト時に商品を受け取ることができるサービスを提供するとしている。

■シェアテク <3989>  4,795円 (+300円、+6.7%)

 シェアリングテクノロジー <3989> [東証M]が大幅3日続伸。28日、8月5日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の3分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。また、発行済み株式数(自社株を除く)の0.82%にあたる5万株(金額で1億9000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は7月2日から19年7月1日まで。

■ファンコミ <2461>  748円 (+33円、+4.6%)

 ファンコミュニケーションズ <2461> が大幅反発。28日、発行済み株式数の1.21%にあたる94万3076株の自社株を消却すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は7月20日。

■ネオス <3627>  465円 (+20円、+4.5%)

 ネオス <3627> が大幅続伸。28日の取引終了後、知育アプリ「クレヨンしんちゃん お手伝い大作戦」英語・中国語版が、5月末の配信開始から1ヵ月弱で100万ダウンロードを突破し、インド、台湾、ベトナムなど世界7ヵ国でランキング1位を獲得したと発表しており、これを好感した買いが入った。同アプリは、子どもからの絶大な人気を誇る「クレヨンしんちゃん」を起用した「お手伝い支援アプリ」。キャラクターが子どもの社会性や自主性を育むとともに、「お寿司屋さん」や「大掃除」などをテーマにしたお手伝いゲームを通じて、日本ならではの文化にも触れることができるという。なお、同社では今後も新たなお手伝いコンテンツのリリースを予定しており、また、さらなる多言語対応を進めるとしている。

■オンコセラピ <4564>  163円 (+6円、+3.8%)

 オンコセラピー・サイエンス <4564> [東証M]が大幅反発。28日取引終了後、量子科学技術研究開発機構(量研)が滑膜肉腫に対する新しいα線標的アイソトープ治療薬候補開発について開示、量研はOTSが知的財産権を保有する抗FZD10抗体にα線放出核種を標識した抗体を用いた研究で、滑膜肉腫モデルマウスにがん増殖抑制効果を確認したことを発表しており、これが株価を強く刺激する格好となった。

■平和堂 <8276>  2,760円 (+99円、+3.7%)

 平和堂 <8276> が大幅反発し、年初来高値を更新した。28日大引け後に発表した19年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益が前年同期比14.0%増の31.8億円に伸びて着地したことが買い材料視された。同社は滋賀県を地盤として総合スーパーを中心に店舗展開している。3月は大型セールを中止したため減収となったものの、4月、5月は前年を上回り、売上高は全体で前年並みを確保した。売上原価が減少したことで採算が上向いた。

■SECカーボ <5304>  13,220円 (+460円、+3.6%)

 SECカーボン <5304> [東証2]が大幅続伸。日証金が28日、同社株について29日約定分から貸借取引申し込み停止措置の解除および貸株利用等に関する注意喚起を実施すると発表した。貸借取引の一部規制解除に伴って、売買の自由度が回復するとの見方から買いが優勢となった。

■シュッピン <3179>  1,696円 (+59円、+3.6%)

 シュッピン <3179> が大幅反発。上値追い基調が継続している。29日は一時1700円台に買われ、昨年12月11日につけた1700円(分割修正値)を上回り、上場来高値に買われた。ネット経由とリアル店舗でカメラや時計など高級商材の中古品販売を行う。訪日外国人の増勢が続くなか、インバウンド需要を取り込んでいるほか、自社ECサイトでの販売が好調で収益を押し上げている。メルカリ <4385> [東証M]の上場に伴い中古品市場への注目度が高まっていることも同社株を刺激する背景となっている。

■エスユーエス <6554>  1,410円 (+48円、+3.5%)

 エスユーエス <6554> [東証M]が4連騰。5月の有効求人倍率は1.60倍と44年4ヵ月ぶりの高水準を記録、特にIT系人材不足が顕著となっており、同分野に特化する人材サービス会社のビジネス機会が拡大している。そのなか、同社は開発系技術者派遣を主力に手掛け、業績は急成長トレンドにある。同社が大手企業の新卒採用試験向けに開発したAIマッチング採用管理ツール「SUZAKU」は高利益率製品として今後の収益成長エンジンとして注目されている。

■バイク王 <3377>  201円 (+6円、+3.1%)

 バイク王&カンパニー <3377> [東証2]が大幅高。28日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(17年12月-18年5月)単独業績について、営業損益が従来予想の300万円の黒字から2700万円の赤字(前年同期2億1100万円の赤字)へ、最終損益が2000万円から1000万円(同2億200万円の赤字)へ下振れたようだと発表したが、株価は年初来安値圏にあることから、アク抜け感があるようだ。リテール販売台数の増加や高収益車両の仕入れ構成比率の増加で平均売上単価が上昇したことに加えて、仕入れ台数が増加したことで売上高は90億円から96億9600万円(前年同期比12.3%増)へ上振れたが、リテール販売に向けた仕入台数の確保の過程で仕入れ価格が上昇したことで採算が低下し業績下振れにつながったとしている。

■セプテニHD <4293>  243円 (+7円、+3.0%)

 セプテーニ・ホールディングス <4293> [JQ]が大幅高。29日、傘下のセプテーニが、AI(機械学習)を活用したアプリデータソリューションツール「Precog for APP(プリコグ フォー アップ)」を開発したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同ツールは、AIを活用し、アプリ内のデータをもとに、「起動」や「課金」などユーザーのさまざまなアクションの予測モデルを構築するとともに、その傾向をインサイトとして可視化。これらの情報を主要広告媒体と連携し、各ユーザーに合わせた広告配信を行うというもの。これにより、各種KPIに応じた質の高いアプローチや継続的な関係構築をより効果的に行うことができるとしており、テスト運用では、導入前後でインストールユーザーの獲得単価を約20%改善することができたとしている。

■マクセルHD <6810>  1,866円 (+53円、+2.9%)

 マクセルホールディングス <6810> が3日ぶりに反発。岩井コスモ証券は28日、同社株の投資判断を「B+」から「A」へ引き上げた。目標株価は2200円(従来2880円)とした。同社は19年3月期を初年度、21年3月期を最終年度とする3ヵ年中期経営計画を発表。自動車、住生活・インフラ、健康・理美容を成長3分野と位置付け21年3月に売上高2000億円、営業利益150億円を目指すことを明らかにした。19年3月期の売上高は1525億円、営業利益は前期比2%増の90億円の見通しだが、「今期は助走段階」とし来期以降の展開を注視している。

■アイティフォー <4743>  1,298円 (+36円、+2.9%)

 アイティフォー <4743> が反発。独立系のシステム開発会社で、金融機関などを主要顧客にネットワークの構築や債券管理システムで実績が高い。RPA分野に注力しており、地銀や官公庁、通信メガキャリア向けで受注を積み重ねており、「全体受注残は前期末時点で2ケタ伸長ペースを確保している」(国内中堅証券)状況。提携戦略にも積極的で、今月22日には、山田債権回収管理総合事務所 <4351> [JQ]を中核とする山田グループと「登記支援システム」の共同開発を行うと発表している。19年3月期営業利益は前期比3割増の20億円を見込むが達成は濃厚だ。

■ワコム <6727>  630円 (+10円、+1.6%)

 ワコム <6727> が3日続伸。ペン入力タブレットの世界トップメーカーで、業績は回復色を強めている。タブレットの世界的な普及を背景にデジタルペンの需要が収益を押し上げている。今後は学校などでの電子端末利用など教育分野開拓にも期待が大きい。19年3月期営業利益は13.4%増の40億円を見込むが、保守的で市場では増額期待が高まっている。また、会社側では2021年度に売上高1000億円、営業利益率10%を目標に掲げている。

■レック <7874>  4,625円 (+65円、+1.4%)

 レック <7874> が3日続伸。28日、同社が9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■JCRファ <4552>  6,730円 (+90円、+1.4%)

 JCRファーマ <4552> が反発。29日、血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo」を適用した血液脳関門通過型ハンター症候群治療酵素製剤(JR-141)について、ブラジルでの第2相臨床試験を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同試験は同社単独で行い、18人のハンター症候群患者に6ヵ月間投与し、用量反応性の評価に加えて、中枢神経症状および全身症状に対する有効性や安全性について評価を行うという。なお、同試験の速報結果は19年度上期に明らかになるとしている。

■安川電 <6506>  3,915円 (+50円、+1.3%)

 安川電機 <6506> が6日ぶりに反発。29日付けの日本経済新聞で「2019年2月期から20年2月期にかけ、同社として2回目の自社株買いを検討する」と報じられており、株主還元の強化を期待した買いが入ったようだ。

■アドテスト <6857>  2,308円 (+26円、+1.1%)

 アドバンテスト <6857> が続伸。SMBC日興証券が28日付で投資判断を「2」から「1」とし、目標株価を2400円から2700円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券によると、株式市場では一部メモリテスタについては歩留まり改善などでテスト工程が削減され、テスタ需要は次第に先細るという議論が散見されるが、データセンター向けにおいては省略が難しいテスト項目がモバイルなどに比べ多いことから、現状のメモリテスタ需要は市場の想定以上に継続すると指摘。また、そのなかでも同社のシェアはさらに高まると予想しており、これを背景に19年3月期営業利益予想を225億円から370億円へ、20年3月期を同200億円から410億円へ引き上げている。

※29日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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