市場ニュース

戻る
 

【通貨】豪ドル週間見通し:弱含みか、豪準備銀行の声明に注目


■上げ渋り、米中貿易摩擦への懸念残る

先週の豪ドル・円は上げ渋り。トランプ米大統領が、中国企業による米ハイテク企業への投資を禁じる計画との報道を受けて豪ドル売りが優勢となった。投資規制で中国に対して厳しい措置を講じることは回避されたが、米中貿易摩擦は解消されていないことから、リスク選好的な豪ドル買いは拡大しなかった。取引レンジ:80円69銭-82円05銭。

■弱含みか、豪準備銀行の声明に注目

今週の豪ドル・円は弱含みか。豪準備銀行(中央銀行)の理事会が注目される。政策金利(1.50%)は据え置き予想だが、米トランプ政権による保護主義的な通商政策の拡大による中国、豪経済の先行き懸念から、改めて利上げを急がない姿勢を示すとみられ、豪ドル売りになる可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・3日:豪準備銀行が政策金利発表(1.50%に据え置き予想)
・4日:5月貿易収支(4月:+9.77億豪ドル)
・4日:5月小売売上高(4月:前月比+0.4%)

予想レンジ:80円00銭-83円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均