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【市況】東京株式(前引け)=米株高、円安も貿易摩擦問題を警戒し売り優勢に

 29日前引けの日経平均株価は前営業日比76円18銭安の2万2194円21銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は5億7257万株、売買代金概算は9437億円。値上がり銘柄数は653、対して値下がり銘柄数は1317、変わらずは117銘柄だった。

 きょう前場の東京市場は、寄り付きこそ買いが先行したが、その後はリスク回避ムードが優勢となり日経平均は下値を探る展開となった。前日の米国株高や、外国為替市場での円安などは追い風材料ながら、米国とその他主要国との貿易摩擦問題への懸念がくすぶるなか、週末要因も絡み買いが入りにくい状況となっている。ただ、売り圧力も限定的で押し幅は前引け時点では100円未満にとどまった。

 個別ではソフトバンクグループ<9984>が堅調、武田薬品工業<4502>も買い優勢。シャープ<6753>が急騰したほか、楽天<4755>も物色人気となった。ヴィンクス<3784>、エボラブルアジア<6191>、ネオス<3627>など大きく上昇、富士通ゼネラル<6755>も値を上げた。半面、ソニー<6758>が軟調、ニトリホールディングス<9843>が売られ、キーエンス<6861>も売りに押された。シンクロ・フード<3963>、象印マホービン<7965>などが大きく下げた。ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>も下落した。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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