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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

牧野フ <日足> 「株探」多機能チャートより

■牧野フ <6135>  832円 (-39円、-4.5%)

 牧野フライス製作所 <6135> が大幅反落。SMBC日興証券は26日、同社株の投資評価を「1」から「2」へ引き下げた。目標株価は1530円から1100円に見直した。受注は、19年3月期に入っても堅調だが、前年のハードルを考えると下期には前年同期比減少に転じると予想している。受注鈍化局面の工作機械銘柄のバリュエーションは切り下がる傾向にあることを考慮した。同証券では、同社の受注は第3四半期(10-12月)にマイナスに転じるとみている。

■ブリヂストン <5108>  4,293円 (-131円、-3.0%)

 ブリヂストン <5108> が反落したほか、住友ゴム工業 <5110> 、東洋ゴム工業 <5105> 、横浜ゴム <5101> などが軒並み売られる展開。業種別騰落率で「ゴム製品」セクターは33業種中、値下がり率トップに売り込まれた。米国がイランへの経済制裁の一環として世界各国に同国原油の輸入を停止するよう要求、これが足もとの原油価格急騰を招いており、タイヤメーカーは原料コストの上昇が売り材料となっている。なお、住友ゴムは連日の新安値となった。

■久光製薬 <4530>  9,490円 (-250円、-2.6%)

 久光製薬 <4530> が3日続落。27日付の日本経済新聞で「2018年3-5月期の連結営業利益は、前年同期比12%減の45億円程度になったもようだ」と報じられており、これを弱材料視した売りが出たようだ。記事によると、医療用の消炎鎮痛剤「モーラステープ」が薬価の引き下げや後発薬の台頭で苦戦していることに加えて、広告宣伝費の増加などが利益を圧迫するという。なお、決算発表は7月6日を予定している。

※27日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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