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【市況】米国株見通し:貿易摩擦懸念の継続や原油安が売り圧力に

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物  2767.25(-4.75) (18:00現在)
ナスダック100先物  7308.25(-5.00) (18:00現在)


 18時00分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小幅安で推移。NYダウ先物も70ドル安程度で推移している。欧州株式市場は高安まちまち。時間外取引のNY原油先物は1.00ドルほど下落。こうした流れを受け、21日の米株式市場は売り先行で始まるとみられる。


 米商務省が日本などから輸入される鉄鋼製品の一部に関税の適用除外申請を認めたが、EUは22日から対米報復関税の発動を発表しており、貿易摩擦懸念が引き続き相場の重しとなる。NY原油先物については、OPEC総会で減産緩和の方向にまとまりそうなほか、欧米金利差の拡大観測からユーロ・ドルが下落し、割高感も高まっており、売りが先行するとみられる。


 本日発表となる米経済指標は、先週分新規失業保険申請件数、6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数、4月FHFA住宅価格指数、5月景気先行指数だが、強弱まちまちの予想であり、ドル相場、米長期金利の方向は見通しにくい面がある。

《KK》

 提供:フィスコ

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