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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

MKシステム <日足> 「株探」多機能チャートより

■エムケイシステム <3910>  823円 (-150円、-15.4%) ストップ安

 エムケイシステム <3910> [JQ]がストップ安。19日の取引終了後、過年度のライセンス費用について追加支払いを行うと発表。それに伴い13年3月期から18年3月期までの決算を修正するとともに、19年3月期に特別損失を計上する見込みとしたことが嫌気された。過年度のライセンス報告不足によるものと、報告不足に関する契約上のペナルティ条項に相当するものについて追加計上するとしており、直近18年3月期については、営業利益を4億1700万円から3億1400万円に修正した。また、19年3月期に計上する特別損失については、7月に金額が確定するとしている。

■メルカリ <4385>  4,910円 (-390円、-7.4%)

 メルカリ <4385> [東証M]が安い。フリマアプリ最大手の同社は19日、東証マザーズに新規上場し、20日で上場2日目。上場初日は、公開価格(3000円)を67%上回る5000円の初値をつけた。一時、ストップ高の6000円まで買われる場面もあったが、終値は5300円だった。20日は、寄り付きで一時5360円まで買われる場面があったが、買い一巡後は利益確定売りに押される展開。「当面は需給先行の展開」(市場関係者)が見込まれるなか、株価は落ち着きどころを探る流れとなった。

■国際石開帝石 <1605>  1,117円 (-27円、-2.4%)

 国際石油開発帝石 <1605> 、石油資源開発 <1662> など資源開発関連株は下値模索の動きが続いている。前日のWTI原油先物価格は78セント安の1バレル=65ドル07セントと反落。米国株市場ではシェブロンやエクソンモービルなどのエネルギー関連株が売られており、東京市場でもこれに追随する動きとなっている。指標面からは両銘柄とも割安感が強い。PBRは国際帝石が0.5倍台、石油資源開発が0.3倍台と売られ過ぎの水準で底値圏を示唆している。

■住友金属鉱山 <5713>  4,287円 (-53円、-1.2%)

 住友金属鉱山 <5713> や三菱マテリアル <5711> 、三井金属 <5706> など非鉄株が軒並み安。米中貿易摩擦の激化懸念が高まるなか、非鉄需要が減少するとの観測が浮上し市況が下落している。ロンドン金属取引所(LME)の銅3ヵ月物は19日に前日比124ドル安の1トン=6840ドルと4日続落。ニッケルや亜鉛なども下落し非鉄相場は全面安となった。市場では今後、非鉄相場がどこで下げ止まりに転じるかを注目している。

※20日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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