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【市況】米国株見通し:貿易戦争への懸念や原油安が圧迫へ

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物  2772.75(-11.75) (18:10現在)
ナスダック100先物  7243.75(-37.75) (18:10現在)


 18時10分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は軟調に推移。NYダウ先物も130ドル安程度で推移している。欧州株式市場は全面安。米原油先物は小安い推移となっている。こうした流れを受け、18日の米株式市場は売り先行で始まるとみられる。


 トランプ政権が中国製品500億ドル相当に対する新たな追加関税策を発表したのに対して、中国政府が直ちに報復措置の実施を表明するなど貿易戦争への懸念が高まっており、本日も株式市場の圧迫材料になる。また、NY原油先物は、OPEC総会を控えて協調減産の緩和観測が根強いことや、中国が対米報復措置に原油も対象としたことが懸念され、時間外取引で売りが先行。そのまま、軟調推移が続きそうだ。


 本日発表となる米経済指標は、全米住宅建設業者協会(NAHB)の6月住宅市場指数のみだが、前回から横ばいの70との予想。分岐点50を大きく上回る状態が続き、住宅市場の堅調な需要が確認されそうだ。

《KK》

 提供:フィスコ

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