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【材料】<動意株・15日>(大引け)=ヒロセ通商、パシフィックネット、ビューティガレージなど

ヒロセ通商 <日足> 「株探」多機能チャートより
 ヒロセ通商<7185>=大幅反発。同社が14日の取引終了後に発表した5月度の月次概況(速報)で、連結営業収益が前年同月比35.9%増の7億9800万円となり、6カ月連続で前年実績を上回ったことが好材料視されている。外国為替取引高は同3.9%減の3432億4300万通貨となったが、顧客口座数が同2.7%増の45万4798口座と増加した。なお、顧客預り証拠金は534億3100万円で、前年同月に比べ11.8%増と積み上がった。

 パシフィックネット<3021>=急騰。きょう発売の「会社四季報夏号」(東洋経済新報社)で「東証1部への上場狙う」との記載があることが好材料視されているようだ。同社は、中古パソコンショップ「PCNET」を展開し、IT機器のLCM(導入・運用・廃棄のライフサイクル)サービスや、サイバーセキュリティーなどを手掛けている。18年5月期は会社側では営業利益2億1000万円(前期1600万円)を見込むが、同誌では同2億4000万円を見込んでおり、業績上振れへの期待も強まっているようだ。

 ビューティガレージ<3180>=急反発。同社が14日取引終了後に発表した19年4月期の連結業績予想で、売上高136億2000万円(前期比16.6%増)、営業利益7億4200万円(同14.7%増)、純利益4億7100万円(同5.4%増)を見込み、年間配当を前期比1円増の10円を予定していることが好感されている。今期はECサイトのフルリニューアルを行い、魅力度を向上させるほか、あわせて新基幹システム(ERP)の導入を実施し、その円滑な運用とブラッシュアップによりネット経由受注の成長率をさらに加速させる。また、グローバル市場における事業展開を本格的にスタートさせる方針だ。

 オービス<7827>=ストップ高。同社は14日取引終了後に、18年10月期第2四半期累計(17年11月~18年4月)の単独経常損益が2000万円の黒字(前年同期比67.4%減)になったと発表。従来の2900万円の赤字予想から上振れし、通期計画の1100万円を超過したことが買い手掛かりとなっているようだ。売上高は前年同期比3.2%増の43億6800万円(従来予想は42億6600万円)で着地。ハウス・エコ事業で工事ごとの原価管理の徹底を図り、売上総利益率が従来計画を2.1%上回ったことなどが利益面に寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている

 ジャストプランニング<4287>=急反発。同社は14日の取引終了後、7月31日を基準日として1対3株の株式分割を実施すると発表しており、これを好材料視した買いが入っているようだ。また、同時に発表した第1四半期(2~4月)連結決算は、売上高5億2600万円(前年同期比19.2%減)、営業利益9000万円(同12.3%減)、純利益6100万円(同11.6%減)だった。外食業界向けに「まかせてネット」サービスを展開するASP事業は増益を確保したものの、外食業界向け店舗システムや本部システムを提供するシステムソリューション事業や、物流ソリューションなどの落ち込みが大きかったという。

 明豊エンタープライズ<8927>=急騰。同社が14日の取引終了後に発表した第3四半期累計(17年8月~18年4月)連結決算が、売上高115億3100万円(前年同期比2.3倍)、営業利益25億3700万円(同5.6倍)、純利益19億9800万円(同6.4倍)と大幅増益となったことが好感されている。ミハスシリーズを含め、都心近郊において8棟の引き渡しを完了したことで不動産分譲事業の売り上げが大幅に拡大。また、プロパティーマネージメント報酬などで不動産賃貸事業も売り上げを伸ばしたことも寄与した。なお、18年7月期通期業績予想は、売上高151億円(前期比2倍)、営業利益24億7000万円(同3.7倍)、純利益18億5000万円(同2.5倍)の従来見通しを据え置いている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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