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2018年06月15日07時40分

【経済】NYの視点:米Q2GDP4.9%成長見通し広がる、FOMCは今後過熱経済への対処に移行か


米商務省が発表した5月小売売上高は前月比+0.8%となった。伸びは予想外に4月+0.4%から拡大し、昨年11月来で最大となった。4月分も+0.3%から+0.4%に上方修正された。変動の激しい自動車除いた小売売上高は前月比+0.9%。伸びは予想+0.5%を上回り、昨年11月来で最大。国内総生産(GDP)の算出に用いられる食品、自動車、建材、ガソリンステーションでの売り上げを除いた小売りのコントロールグループの売り上げも前月比+0.5%と予想の+0.4%を上回った。4月分は+0.4%から+0.6%へ上方修正された。

米国経済は7割を消費が占めるため、小売り売上高の結果には注目される。トランプ政権が実施した減税が、ガソリン価格の上昇を相殺。家計の支出を助けた。また、求人件数が失業者数を上回ったほか、失業率も50年来で最低と、労働市場も好調で、今後も消費が伸びる余地があると考えられる。

米商務省と類似したモデルを使用しているため度々注目されるアトランタ連銀の第2四半期の成長見通しは従来の4.6%から4.8%へ引き上げられた。5月小売を受け、実質個人消費支出の伸びを3.4%から3.6%へ引き上げた結果だと説明した。また、米銀大手のJPモルガン銀行は、従来の2.7%から4.0%へ大幅引き上げ。バークレイズ銀行やバンクオフアメリカも3.7%と高い伸びを予想している。

連邦公開市場委員会(FOMC)が脆弱な経済への対応から、過熱経済への対応に移行する時期も近く、さらなるドルの上昇につながる可能性がある。

各社米第2四半期GDP、成長予想

アムハーストピアポイント:4.9%
オックスフォードエコノミックス:4.9%
アトランタ連銀: 4.8%
ムーデイーズ: 4.0%
ゴールドマンサックス:3.9%
バークレイズ:3.7%
バンクオフアメリカ: 3.7%

《CS》

 提供:フィスコ
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