【通貨】6月14日のNY為替概況
ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円06銭から110円69銭まで上昇し、110円60銭で引けた。
予想を上回った米国の5月小売売上高を受け、成長拡大期待が広がり、利上げペースの加速を織り込むドル買いに一段と拍車がかかった。
ユーロ・ドルは、1.1744ドルから1.1590ドルまで下落し、1.1595ドルで引けた。
欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で金融政策据え置きを決定、量的緩和(QE)を10月から減額し、年内に終了する方針を発表した。しかし、政策金利は、少なくとも2019年夏まで現行の低水準で維持するガイダンスを示したため、早期の利上げ観測が後退し、ユーロ売りが加速した。
ユーロ・円は、129円29銭から128円16銭まで下落。
ポンド・ドルは、1.3391ドルから1.3270ドルまで下落した。
ドル・スイスは、0.9866フランから0.9973フランまで上昇した。
【経済指標】・米・5月小売売上高:前月比+0.8%(予想:+0.4%、4月:+0.4%←+0.3%)・米・5月小売売上高(自動車除く):前月比+0.9%(予想:+0.5%、4月:+0.4%←+0.3%)・米・先週分新規失業保険申請件数:21.8万件(予想:22.3万件、前回:22.2万件)・米・失業保険継続受給者数:169.7万人(予想:173.4万人、前回:174.6万人←174.1万人)・米・5月輸入物価指数:前月比+0.6%(予想:+0.5%、4月:+0.6%←+0.3%)・米・5月輸入物価指数:前年比+4.3%(予想:+3.9%、4月:+3.6%←+3.3%)・米・4月企業在庫:前月比+0..3%(予想:+0.3%、3月:-0.1%←0.0%)
《KY》
提供:フィスコ