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【材料】<動意株・12日>(大引け)=CYBERDYNE、アプリックス、アエリアなど

サイバダイン <日足> 「株探」多機能チャートより
 CYBERDYNE<7779>=後場に入って一段高。同社はきょう、独自の生体信号処理技術に基づき、動脈硬化を捉えるための動脈伸展性や不整脈を捉えるための心電の計測を実現できる、手のひらサイズの小型バイタルセンサーの製品化に成功したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。この製品は、脳卒中や心筋梗塞など循環器系疾患の主たる原因である動脈硬化・不整脈を早期に捉えることができるもの。このほど、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に製造販売承認申請書を提出し、受理された。

 アプリックス<3727>=ストップ高。同社は11日、屋内測位/位置情報システム市場向けソリューションの開発を始めたと発表。これが株価の刺激材料となっているようだ。同社はこのソリューションを「groma(グローマ)」と仮称し、その第1弾として仮想現実(AR)マーカーを使った位置情報検知ソリューション「groma AprilTagソリューション for SDM」をiOS上に試験実装。13日から開催される「Interop Tokyo 2018」のソフトウエア・デファインド・メディア(SDM)コンソーシアムブースで展示される立体音響再生システムに組み込むかたちで、このソリューションを参考出展するとしている。

 アエリア<3758>=後場一段高。同社は、この日11時30分ごろ、テックビューロ(大阪市西区)のブロックチェーンプラットフォーム「mijin」を利用した「ブロックチェーン・トレカ」の実証実験を6月18日から開始すると発表したことが買い材料視されている。「ブロックチェーン・トレカ」は、トレーディングカードをゲーム運営会社のサーバー上で管理するのではなく、改ざんがほぼ不可能なかたちで記録・流通できるブロックチェーン技術を利用することで、トレーディングカードをデジタルアセットとして1枚単位で登録・発行・流通させる方式を採用したサービス。

 WASHハウス<6537>=急動意。同社はきょう午前10時ごろ、子会社のWASHHOUSEフィナンシャルが新規事業として、8月にも貸金業を開始すると発表。これが材料視されているようだ。この新規事業は、フランチャイズ(FC)店舗を出店するオーナーに出店費用を融資することが主な目的。同社はこの事業を通じて、収益機会を拡大させるほか、FC店舗の出店を加速させ、ストックビジネスでの事業基盤拡大を図り、企業価値の向上を目指すとしている。

 カイオム・バイオサイエンス<4583>=急騰。同社は11日の取引終了後、同社で開発を進めている抗セマフォリン3A抗体に関して、日本における特許付与の決定通知を受領したと発表しており、これを好感した買いが入っている。同特許は、同社パイプラインの一つで、糖尿病黄斑浮腫などの治療薬として開発を進めているBMAAに関連する特許で、今回の日本での特許付与決定はBMAAの知財基盤を強化するものだという。なお、同特許は既に米国で成立している。また、18年12月期業績への影響はない。

 AppBank<6177>=大幅反発。同社はゲームアプリやスマートフォン関連製品の紹介サイトを手掛けているが、11日取引終了後、仮想通貨配付コンテンツプラットフォーム「@BLAST」を通じて、ゲーム開発のアソビモ社と連携することが決定したことを発表しており、これを材料視する投資資金が流入した。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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