【材料】カチタス大幅高で新値街道、空き家市場拡大で中期成長余力に期待

　カチタス<8919>が大幅高で４連騰、新値街道に復帰している。実質６月商いとなった５月２９日以降は動きを一変、きょうまでの１０営業日で前日比マイナス圏に沈んだのはわずか１日のみ。この間に株価水準を２割近く切り上げた。日銀の金融政策決定会合を今週１４～１５日に控えるが、黒田総裁をはじめ脇を固める副総裁もリフレ推進派であり、低金利政策の継続に変化はないとみられる。戸建てリノベーション販売で業界トップに位置する同社にとっても追い風環境が続く。１９年３月期は前期比１５．３％営業増益見通しにあるが、中期的な成長余力は依然として大きい。地方都市郊外には現在約６５０万戸の空き家があり、しかも年間６０万戸ペースでその数が増加している現状にある。月間４００万戸ペースでリノベーション販売の能力を持つ同社は、これをビジネスの糧に業容拡大路線が見込まれている。

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）

最終更新日：2018年06月11日 19時36分