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【材料】新興市場銘柄ダイジェスト:アトラエが大幅反発、システムズDはストップ高

ACCESS <日足> 「株探」多機能チャートより

<4813> ACCESS 967 -70
大幅続落。19年1月期第1四半期の営業損益が1.66億円の赤字(前年同期実績0.12億円の黒字)だったと発表している。国内事業でIoT分野の売上高が減少したことに加え、減価償却費の増加や電子出版分野の原価増が利益を押し下げた。海外事業やネットワークソフトウェア事業も低調だった。通期予想は前期比20.9%増の5.00億円の黒字で据え置いたが、業績の先行きに対する不安から売りが広がっている。


<6194> アトラエ 2832 +202
大幅反発。6月12日付で東証1部に市場変更することが決定したと発表している。22日に東証から1部または2部に市場変更する旨の承認を受けていた。同社は更なる業容拡大と一層の企業価値向上に努めるとコメントしている。1部上場後の翌月末にTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄に組み入れられるため、指数連動型投信などの需要拡大を期待した買いが入っている。


<8927> 明豊エンター 725 +26
大幅反発。東京都新宿区市谷にある収益用不動産の譲渡を決定したと発表している。買主と売却価格は非公表。ただ、売却価格は17年7月期末における純資産額(30.43億円)の30%未満、売上高(74.96億円)の10%未満。売却益は経常利益(5.36億円)の30%未満という。譲渡が業績拡大に寄与するとの見方から買いが広がった。また、東京都渋谷区や東京都三鷹市で収益用不動産を取得したと発表している。


<3766> システムズD 911 +150
ストップ高。AIを活用した知識検索サービス「Kleio(クレイオ)ナレッジサーチ」の提供を開始したと発表している。販売パートナーとしてソフトバンクと契約を締結した。文書データを学習したAIが、問い合わせに対して確信度の高い順に回答候補のリストを提示する。Q&Aや業務マニュアルなどを学習させることができ、コールセンターや社内ヘルプデスクなどでの利用が見込まれるという。


<4849> エン・ジャパン 5370 +100
反発。上場市場が6月11日付で東証第1部に変更になると発表している。同社は22日に東証から1部または2部へ市場変更するとの承認を受けていた。7月末にTOPIXの構成銘柄に組み入れられることから機関投資家の買い需要が見込まれる。一方、同社株は新興市場の主要銘柄とあって1部変更を織り込んで先回り買いをしていた向きもあり、前場にかけて材料出尽くし感から売りも出ていた。


<4347> ブロメディア 72 -5
大幅反落。19年3月期の営業利益予想を前期比41.9%減の0.50億円と発表し、嫌気されている。連結子会社の釣りビジョン(東京都新宿区)の架空取引被害に関連する第三者委員会設置や過年度決算修正で一時的な費用が発生するため、1.50億円を全社費用として織り込んだ。18年3月期の営業利益は121.6%増の0.86億円で着地。教育サービスなどの「コンテンツ」セグメントが黒字化し、業績を牽引した。

《DM》

 提供:フィスコ

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