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【市況】日経平均は小幅反落、米朝協議を好感も想定内、米経済指標控え様子見/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 22445.27 (-5.52)
TOPIX  : 1768.21 (-3.49)

[後場の投資戦略]

 トランプ米大統領がいったん米朝首脳会談の中止を発表した前週末にも、米朝双方に交渉余地を残すことを示唆する発言が見られたため、今般の協議は緊張緩和に向けた動きとして歓迎されつつも想定内と言えるだろう。とはいえ、完全な非核化を求める米国と段階的な見返りを要求する北朝鮮の主張にはなお大きな隔たりがあるとみられ、市場では今後の協議の行方を警戒する向きも多いようだ。

 また、今週は米国で5月30日に1-3月期国内総生産(GDP)改定値、6月1日に5月雇用統計やサプライマネジメント協会(ISM)製造業景況指数といった経済指標の発表が控えている。日本企業に円安の追い風が吹くか注目されるなかで、米連邦準備理事会(FRB)による今後の利上げペースを占う重要なイベントとなる。これらを見極めたいとする思惑も投資家の様子見ムードにつながるだろう。原油高一服で見直しが進む空運株や、中小型の材料株など一部の銘柄が散発的に買われる展開が続きそうだ。(小林大純)
《AK》

 提供:フィスコ

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