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【市況】個別銘柄戦略:日揮やNTTデータに注目

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

25日の米国市場では、NYダウが58.67ドル安の24753.09と下げる一方、ナスダック総合指数が9.43pt高の7433.85と上げ、シカゴ日経225先物は大阪日中取引比95円安の22345円と下げた。ただ、本日早朝は為替が1ドル110円をうかがう円安・ドル高に振れており、東京市場では押し目買いや買い戻しが優勢となりそうだ。トランプ米大統領が現地時間26日夜、北朝鮮との首脳会談について、中止表明から一転して6月12日開催の予定を「変えていない」と発言。リスク回避ムードが急速に後退し、円安を材料に輸出セクターへの資金流入が予想される。ただ、米国による輸入関税引き上げ構想に揺れる自動車や自動車部品株は敬遠され、電機や機械などに買いが集まりそうだ。また、メモリアル・デーで今夜の米国は全市場が休場のため、海外勢の参戦は少ないとみられる。外部環境が好転した割りに取引は盛り上がらず、株価は円安による業績改善期待を粛々と織り込んでいく展開になろう。一方、先週末にイタリアやスペインの国債価格の利回りが急上昇したことを受けて米国債の利回りが急低下。このため、米金利の先高期待を買い材料とするメガバンクや保険株は、米朝会談をめぐる地政学リスクが後退する中でも、さえない展開を強いられそうだ。格上げや目標株価の引き上げが観測されている日揮<1963>、デンカ<4061>、武田<4502>、ホシザキ<6465>、日本光電<6849>、日ケミコン<6997>、三井不<8801>、菱地所<8802>、住友不<8830>、GMO<9449>、NTTデータ<9613>、日本空港ビル<9706>、などに注目。
《US》

 提供:フィスコ

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