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【材料】<動意株・25日>(前引け)=キリンHD、リボミック、ニッパンレンタル

キリンHD <日足> 「株探」多機能チャートより
 キリンホールディングス<2503>=大幅反発。SMBC日興証券が24日付けで投資評価を「2」→「1」へ、目標株価は3050円から3600円へと引き上げたことが好感されている。同証券では、ビールの販売量見通しとマーケティング費の削減額を増額し、18年12月期の営業利益予想を1950億円から2000億円(会社予想1940億円)へ、19年12月期を2146億円から2280億円へ、20年12月期を2263億円から2420億円へ引き上げた。また、今年に入りマーケティングの変革成果が顕在化し、売り上げ力が改善したほか、投資するブランドの絞り込みや、美味しさでの勝負を本筋にした商品開発などが奏功し、現場の営業力も上昇したと評価している。

 リボミック<4591>=急騰。同社は24日取引終了後、加齢黄斑変性症治療薬として米国での治験実施を準備しているRBM-007について、米国で物質特許が成立したと発表したことが買い材料視されている。同特許は、FGF2(塩基性繊維芽細胞成長因子)の作用を阻害するアプタマーをカバーする物質特許で、同出願については全世界で初の特許成立となった。なお、同件による19年3月期業績への影響はないとしている。

 ニッパンレンタル<4669>=ストップ高カイ気配。同社は24日取引終了後、6月30日を基準日として1対3株の株式分割を実施すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。投資単位当たりの金額を引き下げることでより投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的としている。また、従来50円を予定していた18年12月期の期末一括配当について、17円に修正したことも好感されている。実質的な配当予想の増額修正となり、前期実績50円に対しても実質増配となる予定だ。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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