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【市況】引き続き中小型株シフトを意識【クロージング】

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

24日の日経平均は大幅に続落。252.73円安の22437.01円(出来高概算15億3000万株)で取引を終えている。昨日同様、寄り付き直後から下落基調が強まり、前場半ばには22400円を割り込んでいる。心理的な支持線として意識されていた25日線を割り込んだ日経平均は、その後も同線水準での攻防が続く中、結局は終値で25日線を下回っている。

23日の米国市場は、FOMC議事録の公表後は切り返す展開となった。米経済に影響を与えないとの考えから利上げを急がない姿勢が確認された格好となり、為替市場では1ドル109円台の円高に振れて推移したことが利食い売りに向かわせた。また、米朝首脳会談への不透明感や国内政治リスク、さらにトランプ米政権は、安全保障を理由に自動車や自動車部品に追加関税を課す輸入制限の検討に入ると発表したことも嫌気された。

セクターでは医薬品、陸運のみが小幅に上昇した他は、総じて軟調な展開となり、輸送用機器、海運、非鉄金属、機械、鉄鋼、ゴム製品の弱さが目立った。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。また、指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、ダイキン<6367>の下げが重石となった。

昨日同様、ファンド筋の売り仕掛け的な動きにより、日経平均は25日線を割り込んでしまった。ただ、懸念要因が重なっていたこともあり、ある程度は予想された動きといったところであろう。25日線割れからもう一段の仕掛けが出てくるようだと、センチメントの悪化につながる可能性がありそうだが、足元では相対的に出遅れている中小型株や好業績銘柄を見直す流れにシフトしており、日経平均の下落ほど、需給は悪化していないように映る。明日は週末要因から一段と手がけづらくなりそうだが、引き続き中小型株シフトを意識しておきたい。(村瀬智一)

《AK》

 提供:フィスコ
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