【市況】24日の株式相場見通し=米自動車関税引き上げ検討報道を嫌気して売り先行
NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
23日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比52.40ドル高の2万4886.81ドルと反発した。午前中は米朝首脳会談への不透明感などが警戒され、NYダウは下落して推移した。ただ、午後2時に5月1~2日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が発表され、利上げ加速の思惑が後退すると、米10年債利回りは低下しNYダウは上昇に転じた。アップルやインテルが高く、マクドナルドやメルク、ボーイングも堅調。半面、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスが安く、ゼネラル・エレクトリックが値を下げた。ナスダック総合株価指数は、前日比47.500ポイント高の7425.955と反発。
日程面では、新潟県知事選告示(6月10日投開票)、3月の景気動向指数改定値に注目。海外では、サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(24~26日まで)、仏ロ首脳会談、ユーロ圏財務相会合、米4月の中古住宅販売が焦点になる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)