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【通貨】今日の為替市場ポイント:日経平均株価の動向が手掛かり材料に

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

21日のドル・円相場は、東京市場では110円82銭から111円40銭まで上昇。欧米市場でドルは111円38銭から110円96銭まで反落し、111円02銭で取引を終えた。

本日22日のドル・円は、111円を挟んだ水準で推移か。米長期金利の伸び悩みやイランをめぐる地政学的リスクの高まりなどを背景に、ドル売り・円買いがやや優勢となっている。日経平均株価の動きを手掛かり材料に、111円を挟んだ水準でもみ合いとなる展開が予想される。

米長期金利の伸び悩みを背景にドル買い・円売りが一服。また、最近の上伸を受けた利益確定目的のドル売りも目立っている。さらに、ポンペオ米国務長官は21日、ワシントン市内での演説で、トランプ政権の包括的な対イラン戦略を公表し、イランに対して過去にないほどの経済的圧力をかけると表明。これを受けて、イランをめぐる地政学的リスクも意識されており、ドルの上値を抑えている。

23日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を控えて内容を見極めたいとの見方から、積極的な商いも手控えられているもよう。本日の東京市場は日経平均株価の動きを手掛かり材料に、111円を挟んだ水準でもみ合いとなる展開が予想される。

《CS》

 提供:フィスコ

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