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【市況】日経平均は3日続伸、終値で3カ月半ぶり23000円台回復/相場概況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は3日続伸。18日の米国市場ではNYダウが1ドル高にとどまり、本日の日経平均も7円高と小幅に続伸してスタートした。ただ、米中両国が中国による対米輸入の拡大で合意したと伝わり、通商問題への懸念後退を受けて上げ幅を広げる展開となった。円相場が1ドル=111円台前半と弱含みで推移したことも支援材料となり、前場には一時23050.39円(前日比120.03円高)まで上昇した。その後は短期的な達成感から利益確定の売りも出て伸び悩んだが、終値としては2月2日以来、約3カ月半ぶりに23000円台を回復した。

大引けの日経平均は前日比72.01円高の23002.37円となった。東証1部の売買高は12億9359万株、売買代金は2兆1284億円だった。業種別では、ガラス・土石製品、機械、空運業が上昇率上位だった。一方、保険業の下げが目立ったほか、その他製品や海運業が下落率上位だった。

個別では、マネックスG<8698>やSMC<6273>が3%超の上昇となり、レーティング引き上げ観測の東海カーボ<5301>は5%高と上げが目立った。その他売買代金上位では、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、花王<4452>などが堅調で、ソフトバンクG<9984>は小幅にプラス。決算発表の富士フイルム<4901>や中期経営計画発表のTDK<6762>も買われた。また、キリン堂HD<3194>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、任天堂<7974>や東エレク<8035>が軟調で、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、ソニー<6758>も小安い。任天堂は「Nintendo Labo」の販売鈍化と伝わったことが嫌気され、東エレクは米同業の株価下落を受けて売りが続いた。アドバンテス<6857>は4%安。また、米長期金利の上昇一服で保険株の下げが目立ち、SOMPO<8630>が東証1部下落率上位に顔を出した。
《HK》

 提供:フィスコ

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