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【通貨】ユーロ週間見通し:もみあいか、トランプ外交で警戒の円買いも

ユーロ円 <日足> 「株探」多機能チャートより

■イタリアの債務問題などを嫌気して売り強まる

先週のユーロ・ドルは軟調推移。仏中央銀行のビルロワドガロー総裁が「欧州中央銀行による資産購入の終わりに近づきつつある」などの発言を受けてユーロ買いが強まる場面があったが、米長期金利の上昇やイタリアの債務問題に対する懸念が高まったことから、ユーロ売り・米ドル買いが活発となり、ユーロは一時1.1750ドルまで下落した。取引レンジ:1.1750ドル-1.1996ドル。

■下げ渋りか、利益確定を狙ったユーロ買いが増える可能性も

今週のユーロ・ドルは下げ渋りか。欧州中央銀行(ECB)による金融緩和策の早期縮小観測は後退し、ユーロは5カ月ぶりの安値圏に下げたものの、ユーロ圏の5月製造業PMIなどが市場予想と一致した場合、利益確定を狙った買戻しが入る可能性がある。ただし、米長期金利の上昇が続いた場合、ユーロの戻りは1.19ドル台にとどまると予想される。

予想レンジ:1.1700ドル-1.1900ドル

■弱含み、イタリアの債務問題に対する懸念高まる

先週のユーロ・円は弱含み。イタリアの債務問題に対する市場の懸念は再び高まったことから、ユーロ売り・円買いが活発となりユーロ・円は一時129円台半ばまで下落する場面があった。ただ、米ドル・円相場が円安方向に振れたことから、対円でユーロの下げ幅はやや縮小した。取引レンジ:129円53銭-131円38銭。

■もみあいか、トランプ外交で警戒の円買いも

今週のユーロ・円はもみあいか。ユーロ圏の5月製造業PMIなどの経済指標が予想と一致した場合、ユーロ売りは一服するとみられる。ただし、イランとイスラエルの関係悪化や米朝首脳会談の不透明感など懸念材料もあり、リスク回避的な円買い・米ドル売りが広がった場合、ユーロ安・円高に振れる展開も想定される。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・23日:マークイット5月製造業PMI(予想:56.1、4月:56.2)
・23日:マークイット5月サービス業PMI(予想54.5、4月54.7)

予想レンジ:129円00銭-132円00銭

《FA》

 提供:フィスコ
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