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【市況】<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2018年5月18日

 今週の日経平均終値は22930円36銭、前週末比171円88銭高でした。

 日経平均は今週も上げてこれで8週連続高となりました。深く押すこともなければ大きく上げることもなく、ここまで少ない出来高でスルスルと上げてきたような印象です。この週間連騰記録は昨年9月~11月に演じた9週連続以来のもの。当時は9週間の終値ベースで3407円高(17%)、1日平均16億株の出来高で力強さがありましたが、今回は1週少ない8週間とは言いながら2313円高(11%)、1日平均14億株で小粒感は否めません。買いの主役である外国人はある意味消去法的に日本株を買っているだけで、相対的な出遅れ感や割安感が動機となっているためこのようになってしまうのでしょう。成長性を買うのであればもっと大きな出来高で上昇ピッチも上がってくるはずです。この辺りは今期業績の伸びが鈍る点と重なっています。一方、円相場がうれしい誤算となる可能性が出てきており、1ドル=110円強という強いチャートのフシ目を突破して、なお円安トレンドを継続させる姿勢を見せています。米国長期金利の上昇は気になりますが、米国株の基調が保たれているうちはまだ安心で、今後は円安を評価する場面が出てくるかもしれません。来週も9週連続高に向けて堅調な足取りが予想されます。(ストック・データバンク 編集部)

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