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【材料】新興市場銘柄ダイジェスト:メタップスが一時ストップ高、FRONTEOは年初来高値更新

みんなのW <日足> 「株探」多機能チャートより

<3685> みんなのWED 835 +85
大幅反発。オウチーノ<6084>との経営統合を発表している。共同持株会社を10月1日付で設立し、上場する。みんなのWEDとオウチーノは9月26日付で上場廃止となる。みんなのWEDの18年9月期上期の営業損益は前年同期比1.3%減の0.73億円の黒字。オウチーノの18年12月期第1四半期(18年1-3月)は1.14億円の赤字(前年同期実績0.81億円の赤字)だった。


<7779> サイバーダイン 1354 -98
大幅反落。18年3月期の経常損益を6.88億円の赤字(前年同期実績は7.82億円の赤字)、純損益は5.91億円の赤字(同7.89億円の赤字)と発表している。医療用HAL及びHAL腰タイプの導入台数が増加したことに加え、研究開発費を圧縮したことが奏効し、赤字額が縮小した。ただ、縮小幅が市場の期待に届かなかったとの見方から失望売りが出ている。19年3月期の通期予想は公表していない。


<3906> ALBERT 3240 +501
ストップ高比例配分。トヨタ自動車<7203>との業務提携に関する基本合意書及び出資契約書の締結を決議したと発表している。自動運転領域における画像データの入手・選別や集計・分析、アルゴリズムの開発、人工知能の開発などの分野でトヨタから業務を受託する。また、トヨタを割当先に新株16万5800株を発行する。発行価額は1株当たり2411.10円、調達資金は3億9976万0380円。


<2928> RIZAPーG 1808 +118
大幅高。19年3月期の営業利益予想を前期比69.2%増の230.00億円と発表している。18年3月期の営業利益は33.1%増の135.90億円で着地。マーケティングや新規事業など先行投資の効果が現れ、5期連続の増益を達成した。また、年間配当を従来予想の6.29円から7.30円(前期実績6.05円)に引き上げた。このほか、国立精神・神経医療研究センターとの共同研究開始なども発表している。


<2158> FRONTEO 962 +57
大幅反発で年初来高値更新。19年3月期の営業損益予想を前期比202.4%増の7.00億円の黒字と発表している。クロスボーダー営業体制の整備及び米国子会社の構造改革の成果が寄与する見込み。同時に発表した18年3月期の営業損益は2.31億円の黒字(前年同期は12.06億円の赤字)だった。リーガルテック事業で電子データを取り扱うeディスカバリサービスが伸び、全体の業績を牽引した。


<9450> ファイバーゲート 2749 +301
大幅続伸。簡単操作でWi-Fi構築を可能とする新サービス「ワンタッチWi-Fi」の提供を開始したと発表。ショップや飲食店のほか、商店街やアミューズメント施設、小規模オフィスなど幅広い施設で導入促進が期待される。また、18年6月期第3四半期累計(17年7月-18年3月)の営業利益は5.07億円だった。レジデンス及びフリーのWi-Fi事業が順調に伸びた。なお、前年同期は財務諸表を作成していない。


<6172> メタップス 2945 +446
一時ストップ高。QRコード決済で規格を統一すると報じられていた三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3行が「メタップスが提供するスマホ決済システムを活用することで合意した。近日、提携の詳細について発表する」と一部メディアが報じている。大手行のQRコード決済のシステムがメタップスに決まれば、同社が業界標準となる可能性があるとみられ、需要拡大の思惑から買いが集まっている。


<6574> コンヴァノ 1780 +89
大幅に3日続伸。19年3月期の営業利益予想を前期比59.7%増の2.30億円と発表している。既存店舗の収益力強化や新規出店、新規エリアへの進出などの営業方針を継続する。同時に発表した18年3月期の営業利益は33.3%増の1.44億円で着地した。ネイルサロンの利用者数が前期を上回って推移し、利益押し上げに貢献した。業績の順調な拡大が好感され、買い人気を集めている。


<2334> イオレ 2214 -500
ストップ安比例配分。19年3月期の営業利益予想を前期比86.9%減の0.22億円と発表した。営業リソースを「pinpoint及びその他運用型広告」サービスに集中するため、連絡網サービスの「らくらく連絡網」や学生向けアルバイト求人サイトの「ガクバアルバイト」の売上高が減少する見込み。同時に発表した18年3月期の営業利益は「pinpoint」が好調に推移し、46.0%増の1.69億円で着地した。


<7567> 栄電子 724 +82
一時ストップ高。東京エレクトロン<8035>やSUMCO<3436>など好決算を発表した銘柄への買いが一巡する中、同業の半導体製造装置関連として投資資金が流入している。10日には19年3月期の営業利益を前期比34.6%増の2.38億円と発表、18年3月期からの伸び率拡大を予想している。半導体製造装置の堅調な需要が見込まれる中、株価が比較的低位なことも買いを誘ったようだ。

《DM》

 提供:フィスコ

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