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【通貨】米フロリダ州セミノール群、税金の支払いにビットコインを受入へ【フィスコ・ビットコインニュース】


米フロリダ州セミノール群の収税吏であるジョエル・グリーンバーグ氏が14日、夏以降に同氏の事務所でビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)決済を受け付けることを発表した。セミノール群の住民は、全米で初めて税金や自動車免許費用などを仮想通貨で支払うことが可能になる。同サービスの実現にあたっては仮想通貨による決済サービス「ビットペイ」を展開する米大手のビットペイ社と提携する。

仮想通貨の基盤となるブロックチェーン技術は「分散型台帳」とも呼ばれ、ネットワーク参加者間で取引記録が共有され、監査できることと、複数の暗号技術の組み合わせにより、改ざんが実質的に不可能な安全性の高いシステムを実現する。グリーンバーグ氏は、仮想通貨決済導入の狙いを、納税の正確性、透明性、効率性の向上だと伝えている。

発表によると、ビットペイを使用することで、支払いのあった翌営業日に銀行口座に直接、米ドルが入金されることとなるという。第三者機関を介す、高コストな従来型のクレジットカードでの支払いに対し、ビットペイの支払手数料は1%と格安になるほか、詐欺やセキュリティリスクを排除できるという。また、パソコンやモバイルデバイスからの支払いが可能となり、住民の利便性が向上することが期待される。

《MT》

 提供:フィスコ

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