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【材料】大黒屋ホールディングス---18/3期は営業利益が41.6%増、19/3期も大幅営業増益を見込む

大黒屋 <日足> 「株探」多機能チャートより

大黒屋ホールディングス<6993>は14日、2018年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比0.5%減の204.52億円、営業利益が同41.6%増の6.99億円、経常利益が0.10億円(前期は1.80億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が7.90億円(同2.87億円の損失)となった。

質屋、古物売買業では、売上高は前期比0.4%減の200.90億円、営業利益は販売費及び一般管理費の削減により同19.7%増の11.88億円となった。主力事業である中古ブランド品買取販売事業は、大黒屋においては、店舗商品売上高は増収となったものの、中古品市場での売却を抑えたことから、売上高は微増となった。 SFLグループにおいては、前期にリストラクチャリングを実施したものの売上高の回復が遅れている。また、GBFCからの借入金を返済することを決定したため、返済資金を調達するために在庫を早期に薄利で処分したことから、当期においては営業損失を計上することとなった。

電機事業では、売上高は前期比4.0%減の3.60億円、営業利益は同11.0%減の0.95億円となった。 電機業界全体において設備投資の抑制が続いていることもあり、最終ユーザーによる設備の新設工事や点検工事などは年々減少している。また、資材(原材料)価格の上昇や後継者不足による小規模下請け業者の廃業など、より一層厳しい環境が続いており、同社の電機事業にも大きな影響を与えている。このような状況の下、同社電機事業部門においては、適正な利益を確保するため常に販売価格の見直しを行うとともに、製造原価の上昇を抑えるべく仕入先の転換(新規仕入先の拡充など)、現行取引ユーザーとの協力体制の拡充など、さまざまな手法をとって利益率の確保を目指し改善を行っている。

2019年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比14.4%増の234.06億円、営業利益が同29.6%増の9.06億円、経常利益が6.47億円、親会社株主に帰属する当期純利益が0.22億円としている。

《MW》

 提供:フィスコ

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