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【材料】サン電子---18/3期の売上高は6.5%増、新規事業に関する具体的な取組みが進むも、営業利益以下は損失

サン電子 <日足> 「株探」多機能チャートより

サン電子<6736>は14日、2018年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比6.5%増の262.97億円、営業損失が10.74億円(前期は1.41億円の利益)、経常損失が11.02億円(同2.21億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が12.93億円(同5.81億円の損失)となった。

売上高は主力事業であるモバイルデータソリューション事業とエンターテインメント関連事業の売上が前期を上回り増収となった。一方、各利益はモバイルデータソリューション事業の事業規模拡大及び新たな主力事業創出のための取組みが活発となり、販売費及一般管理費も増加したことで、損失となった。

新規事業に関する具体的な取組みは、M2M/IoTでは、ペルーにおいて農業の灌漑設備等をIoT化し実証実験を行っている。また、センサーデバイス「おくだけセンサー」を開発し、より簡単にIoT化を実現するデバイスの提供を始める。

ARでは、幅広い分野で実証テストを行っており、また「ウェアラブルEXPO」などに出展し、多くの顧客が「AceReal One」を体験している。それらの取り組みを通し、新たなニーズを発掘しながら、ソリューションの開発に努めている。

O2Oでは、導入事例が増えてきており、スマートフォン向けのO2Oアプリを開発しており、「どんどん庵」アプリを2018年1月にリリースし、テイクアウト予約決済等の新機能を追加した公式アプリ「小僧寿し」を同年2月にリリースした。

VRでは、ソニー・インタラクティブエンタテインメントヨーロッパ(SIEE)とパートナー契約を締結し、これによりPlayStationVR向けに開発しているゲームコンテンツ「DARK ECLIPSE(ダークエクリプス)」は、SIEEの2nd Partyタイトルとして同社が欧州圏のマーケティング、ローカライズ、プロモーション、販売を行う。

2019年3月期通期の連結業績予想については、レンジで開示している。売上高が前期比6.8%減~3.0%減の245.00億円~255.00億円、営業損失が11.00億円~2.00億円、経常損失が13.00億円~4.00億円、親会社株主に帰属する当期純損益が、6.50億円の損失~2.50億円の利益としている。

《MH》

 提供:フィスコ

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