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【材料】日産自は4日続伸、19年3月期は6%営業減益予想も市場予想ほど落ち込まずと評価

日産自 <日足> 「株探」多機能チャートより
 日産自動車<7201>は4日続伸している。14日の取引終了後に発表した19年3月期の連結業績予想は、売上高12兆円(前期比0.4%増)、営業利益5400億円(同6.0%減)、純利益5000億円(同33.1%減)を見込むが、市場予想ほど営業利益が落ち込まないとの見方から買いが入っているようだ。また、年間配当を前期比4円増の57円としていることも好材料視されている。

 グローバル販売台数は592万5000台を見込んでおり、中国が同11.5%増を牽引する見通しのほか、国内も同5.3%増を見込む。発売して間もない「セレナe-POWER」や新型「日産リーフ」、「ダットサンクロス」、「インフィニティQX50」などが台数増に寄与するほか、「アルティマ」、「シルフィゼロ・エミッション」、「テラ」などの新型車の投入も売り上げ増に寄与する見込み。ただ、研究開発費の増加や原材料価格の高騰、想定為替レートを1ドル=105円(18年3月期期中平均110.9円)、1ユーロ130円(同129.7円)と円高を予想していることなどが利益を圧迫する見通しだ。

 なお、18年3月期決算は、売上高11兆9511億6900万円(前の期比2.0%増)、営業利益5747億6000万円(同22.6%減)、純利益7468億9200万円(同12.6%増)だった。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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