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【材料】IBJ---1Q増収、婚活事業・ライフデザイン事業ともに増加。人材と出店の投資に注力。

IBJ <日足> 「株探」多機能チャートより

IBJ<6071>は11日、2018年12月期第1四半期(18年1月-3月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比4.9%増の24.57億円、営業利益は同4.2%減の3.27億円、経常利益は同5.8%減の3.25億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同3.8%減の2.15億円となった。利益面で減益となったのは、売上高に寄与する人材及び出店等の積極的な投資を行ったためである。

婚活事業の売上高は前年同期比6.1%増の14.14億円、セグメント利益は同2.1%減の5.84億円となった。コーポレート事業では日本結婚相談所連盟の会員向けアプリ「IBJお見合いシステム(お見合い管理システム)」の機能及び連盟本部事務局機能の増強等により、加盟相談所数は同22.4%増の1,691社となった。FC事業は、加盟店開拓による直営未出店地域での婚活インフラの増強など、加盟店数の拡大を図る。コミュニティ事業は、婚シェルによる担当制をスタートするとともに、婚活色をより強めることで婚活サイトの機能拡充によって新規会員の獲得を強化し、登録会員数の減少に歯止めをかける。イベント事業は、なんば、上野、大名古屋出店などに加えて自社会場企画と開催本数の拡充、外部会場開催の企画型イベントへの取り組み、PARTY☆PARTYアプリのリリースなど動員数増加につながる施策を展開。季節性はあるが動員数は上昇トレンドにあり、今期の成長に期待がもてる滑り出しとなった。ラウンジ事業は、成婚者数352名と大きく伸長した。婚活アドバイザー及びカウンセラースタッフの拡充と、育成専門部署によるスキルアップ(成婚の育み方)研修の計画的実施など、定員制ラウンジのクオリティ強化による入会数及び成婚数の増加に取り組んだことが奏功した。

ライフデザイン事業の売上高は同3.2%増の10.42億円、セグメント利益は同172.3%増の0.27億円となった。ウェディング事業は提携式場数の拡充及び式場送客において順調に推移した。旅行事業は、中南米、北米、北欧などのパッケージツアーを企画し、大手旅行代理店へのツアー提供やオーダーメイド旅行のアレンジなどに継続的に取り組んだ。

2018年12月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比12.2%増の106.2億円、営業利益は同17.2%増の17.5億円、経常利益は同17.1%増の17.49億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同13.9%増の11.80億円とする期初計画を据え置いている。

《MW》

 提供:フィスコ

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