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【材料】クレハは朝高後に値を消す、19年3月期営業利益は7.9%増予想

クレハ <日足> 「株探」多機能チャートより
 クレハ<4023>は朝高後に値を消す展開。同社は11日取引終了後、19年3月期の連結業績予想を発表した。売上収益は1500億円(前期比1.8%増)、営業利益は140億円(同7.9%増)、最終利益は105億円(同8.3%増)を見込んでいる。

 「機能製品事業」では、PPS樹脂は自動車向けを中心に底堅く推移するとともに、フッ化ビニリデン樹脂はリチウムイオン2次電池バインダー用途向けが堅調に推移する見込み。「化学製品事業」では、農薬は海外需要が漸減する見込みであり、医薬品は後発医薬品の伸長が見込まれるが、2018年1月に発売した慢性腎不全用剤「クレメジン速崩錠」の拡販を進める。「樹脂製品事業」では、コンシューマー・グッズは新商品上市およびリニューアルによる価値訴求により安定的な収益を確保し、業務用食品包装材はグローバル市場での高機能品の拡販およびコスト競争力の強化を図る。

 18年3月期連結決算は、売上収益1473億2900万円(前の期比11.4%増)、営業利益129億7300万円(同40.2%増)、最終利益96億9700万円(同38.5%増)だった。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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