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【材料】ネクシィーズグループ---2Qは各種施策が奏功し、「ネクシィーズ・ゼロシリーズ」が好調に推移

ネクシィーズ <日足> 「株探」多機能チャートより

ネクシィーズグループ<4346>は9日、2018年9月期第2四半期(17年10月~18年3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.0%増の80.02億円、営業利益が同13.5%減の8.95億円、経常利益が同25.1%減の9.43億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同60.6%増の13.47億円となった。

セグメント別では、エネルギー環境関連事業は、売上高が前年同期比28.7%増の65.13億円、セグメント利益が同46.6%増の17.81億円と2ケタ増収増益での着地となった。同事業としては、5期連続の増収増益となり、引き続き好調な決算となった。
注力している「ネクシィーズ・ゼロシリーズ」では、メイン商材であるLED照明に加え、業務用空調設備の販売が前期比約5倍に増加した。また、既存顧客からの紹介促進などが、営業活動の効率化に繋がっているようだ。加えて、仕入れ面の見直しによる収益力強化や、 「ネクシィーズ電力」とのセットプランの提案などの各施策が収益拡大に貢献した。

電子メディア事業では、売上高が前年同期比2.2%増の14.89億円、セグメント損失が3.47億円(前年同期は1.48億円の利益)となった。
電子雑誌業務においては、今期すでに電子雑誌を5誌創刊し、好調に推移しているようだ。「神の手」の先行投資などによって費用が先行する格好となったが、これは当初計画どおりであり、下期以降の収益寄与が期待されよう。

2018年9月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比2.8%増の165億円、営業利益が同2.2%増の21億円、経常利益が同7.5%減の21億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同18.8%増の21億円と今期も前期に引き続き、最高益を更新予定である。

なお、第2四半期末の配当金は、前年同期末比5円増の15円配を予定している。

《NB》

 提供:フィスコ

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