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【市況】米国株見通し:雇用統計発表前で取引手控えムードも

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物  2633.00(+5.50) (17:00現在)
ナスダック100先物  6644.00(+10.50) (17:00現在)

17時時点のグローベックス米株式先物市場でS&P500先物とナスダック100先物は小高く推移している。NYダウ先物は55ドル高程度で推移。欧州市場は小安く推移している。原油相場は小高い推移となっている。こうした流れを受け、また、前日の相場下落の反動もあって、3日の米株式市場はやや買い先行で始まりそうだ。

ただ、4日に4月雇用統計の発表を控えているため、投資家の積極的な売買は予想しにくい。本日も1-3月期決算発表を予定している米国企業は比較的多く、好業績銘柄に押し目買いが入るとみられる。化学大手のダウデュポンが寄り付き前に、放送大手のCBSが引け後に、各々決算発表を予定している。ダウデュポンは販売数量増と市況上昇の恩恵を享受しているとみられ、良好な決算が予想される。

経済指標では先週の新規失業保険申請件数、3月貿易収支、1-3月単位労働コスト、4月ISM非製造業総合景況指数、3月製造業受注が発表される。1-3月の単位労働コストは10-12月の前期比年率+2.5%から同+3.0%へ上昇したと見込まれている。ただ、2日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で年内の利上げ回数を3回から4回に増やす方針は明示されなかったため、単位労働コストの上昇が相場に及ぼす影響は限定的とみられる。

《KK》

 提供:フィスコ

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