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【通貨】英ポンド週間見通し:上げ渋りか、利上げ見送りの可能性も


■弱含み、5月利上げ観測後退

先週のポンド・円は弱含み。アイルランドの製薬会社買収計画に絡んだポンド買いが観測されたが、5月追加利上げ観測が後退し、対円レートは150円台後半まで下落する展開となった。取引レンジ:150円68銭-153円76銭。

■上げ渋りか、利上げ見送りの可能性も

今週・来週のポンド・円は上げ渋りか。英中央銀行は5月10日の金融政策委員会(MPC)で政策金利を決定する。直近のインフレ指標や1-3月期国内総生産(GDP)は市場予想を下回っており、利上げ観測は後退した。企業買収に絡んだポンド買いの思惑は消えていないが、利上げ見送りの場合、ポンド売りがやや強まる可能性がある。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・5月1日:マークイット4月製造業PMI(予想:54.8、3月:55.1)
・5月10日:3月商品貿易収支(2月:-102.03億ポンド)
・5月10日:3月鉱工業生産(2月:前月比+0.1%)
・5月10日:英中央銀行MPCが政策金利発表(金利据え置きの可能性高まる)

予想レンジ:149円00銭-152円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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