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【通貨】豪ドル週間見通し:もみ合いか、豪準備銀行の慎重姿勢は変わらず


■横ばい、インフレ率鈍化が上値を抑える

先週の豪ドル・円は横ばい。1-3月期消費者物価指数(CPI)が予想に反して前期と同水準の伸びにとどまったことから、豪ドル売り・米ドル買いが優勢となった。米長期金利の上昇、北朝鮮リスクの後退などの影響が豪ドル・円にも波及したが、対円レートは83円近辺で上昇一服となり、週後半は82円台後半でのもみ合いが続いた。取引レンジ:82円38銭-83円10銭。

■もみ合いか、豪準備銀行の慎重姿勢は変わらず

今週・来週の豪ドル・円はもみ合いか。豪準備銀行(中央銀行)の理事会が最大のイベントになるが、政策金利(1.50%)は据え置きが予想され、利上げに慎重な姿勢が改めて示される見込み。経済指標では、3月貿易収支や小売売上高の発表などが材料になりそうだ。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・5月1日:豪準備銀行が政策金利を発表(1.50%に据え置き予想)
・5月3日:3月貿易収支(2月:+8.25億豪ドル)
・5月8日:3月小売売上高(2月:前月比+0.6%)

予想レンジ:81円00銭-84円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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