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【市況】米国株見通し:ハイテクから資源・素材関連に買い広がる可能性

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物  2667.75(-6.75) (17:00現在)
ナスダック100先物  6741.50(+6.75) (17:00現在)

17時時点のグローベックス米株式先物市場でS&P500先物は小安い一方、ナスダック100先物は小高く推移している。NYダウ先物は65ドル安程度で推移。欧州市場は総じて小高く推移している。原油相場はやや弱含みでの推移となっている。こうした流れを受け、27日の米株式市場は売り買い交錯で始まるとみられる。

26日の引け後に発表されたアマゾン・ドット・コム、インテル、マイクロソフトの1-3月期決算は、通販事業・クラウド事業の好調やデータセンター向けの活況で、いずれも市場予想を上回る良好な内容だったため、本日もハイテク株に買いが先行しそうだ。また、寄り付き前に石油のエクソン・モービルと木材のウェアハウザーが、午前中には石油のシェブロンが決算発表を予定しており、いずれも好調な業績が確認される見通し。ハイテク株から石油などの資源・素材関連に買いが広がると予想される。原材料や燃料の価格高騰が売り材料となった建設機械のキャタピラーや空運などの輸送関連も下げ止まりに向かう可能性があるとみられる。ただ、長期金利の低下で金融株は引き続き軟調な動きとなりそうだ。

経済指標では1-3月の実質国内総生産(GDP)統計が発表される。寒波の影響で消費が下振れ、1-3月の経済成長率は予想以上に減速した可能性があり、長期金利の低下が促されるとみられる。

《KK》

 提供:フィスコ

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