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【市況】27日の株式相場見通し=売り物こなし続伸、南北首脳会談の動向注視

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 27日の東京株式市場は、大型連休前半の3連休を前にポジション調整の売りが想定されるものの、半面、決算発表に関連して好調な業績見通しを公表した銘柄への買いも予想され、売り物をこなして日経平均株価は続伸となりそうだ。一方で、南北首脳会談の動向が刻々と伝えられ、その内容に市場の関心が集まる。27日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=109円30銭台での推移となっている。

 26日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比238.51ドル高の2万4322.34ドルと大幅続伸した。IT関連株などの上昇が牽引役となり、NYダウやナスダック指数は大幅高となった。好決算を発表したフェイスブックが急伸したほか、アップル、アマゾン・ドット・コムも上昇した。同じく決算内容が好感され半導体のアドバンスド・マイクロ・デバイス(AMD)が上昇したことを受け、インテル、エヌビディアも値を上げた。ビザやキャタピラーも高い。半面、ウォルト・ディズニーやメルク、アメリカン航空グループなどが安い。ナスダック総合株価指数は、前日比114.939ポイント高の7118.677と6日ぶりに急反発した。

 日程面では、営業代行事業(NHKの契約・収納代行業務)、メディア事業(チャットによる不動産仲介、ゲーム攻略サイトの運営)を手掛けるエヌリンクス<6578>が東証ジャッダック市場に新規上場する。

 このほかに、黒田日銀総裁会見、日銀の4月の展望リポート、3月の鉱工業生産指数・完全失業率・有効求人倍率・新設住宅着工戸数に注目。海外では、南北首脳会談、米独首脳会談、ASEAN外相会議、ユーロ圏財務相会合、米1~3月期のGDP速報値、英1~3月期のGDP速報値が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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