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【市況】<マ-ケット日報> 2018年4月26日

 26日の市場は日経平均が反発。終値は前日比104円高の2万2319円で、2月27日以来、約2カ月ぶりの水準まで回復してきた。半導体市況の先行き警戒感が薄らいだのと、1ドル=109円台半ばまで達した円安が好感されて終日プラス圏で推移。大型連休を控えていながらそこそこ買いを集めるなど地合いは依然として悪くないようだ。

 昨日の米国市場は航空機大手ボーイングの決算を好感してダウ平均が6日ぶりに反発した。ボーイングの1-3月決算は事前予想を上回り今期(12月期)予想も上方修正。米中貿易摩擦の懸念も後退し1銘柄でダウ平均を95ドルも押し上げた。もっとも、これがなければダウ平均は小幅安で全体は終始様子見。長期金利の上昇が続いており株式を買い控えるムードは変わっていない。

 さて、東京市場は米国の半導体大手の好決算や東エレク <8035> の業績見通しを好感して買い先行のスタートに。日米の半導体関連企業の業績が良かったことで半導体市況に楽観的な見方が広がった。また、日本株に対する割安感や出遅れ感から外国人の買いも小口ながら継続しており、この日は東証1部上場全銘柄で算出する指数トピックスも75日移動平均線を上回って引けている。明日は主要企業の3月決算発表が集中する日。日銀の金融政策会合の結果も出るため様子見気分が強まりそうだが、安定した今期業績見通しと円安基調に支えられ下値は安定的に守られるだろう。(ストック・データバンク 編集部)

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