市場ニュース

戻る
 

【材料】東洋紡は反落、中東向けやスポーツ衣料の市況悪化で18年3月期業績は計画下振れ

東洋紡 <日足> 「株探」多機能チャートより
 東洋紡<3101>は反落している。25日の取引終了後、集計中の18年3月期連結業績予想について、売上高が従来予想の3400億円から3311億円(前の期比0.5%増)へ、営業利益が250億円から239億円(同2.4%増)へ、純利益が190億円から130億円(同37.7%増)へ下振れたようだと発表しており、これを嫌気した売りが出ている。

 超高透明ポリエステルフィルム「コスモシャイン SRF」が前の年に比べて販売は拡大したものの、計画に対しては未達に終わったほか、繊維事業で中東向け特化生地やスポーツ衣料製品の市況悪化が続いたことが要因。想定以上の原料価格高騰の影響が続いているため一部製品で値上げを実施したが、第2四半期でのGMP(医薬品などの製造および品質管理基準)対応費用の一括計上やスポーツ衣料製品の在庫処理に伴う費用計上をカバーするまでには至らなかった。なお、純利益は和解金など約74億円を特別損失として計上したため減少幅が大きくなった。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

株探からのお知らせ

    日経平均