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【材料】<動意株・24日>(大引け)=農業総合研究所、セック、日本プロセスなど

農業総研 <日足> 「株探」多機能チャートより
 農業総合研究所<3541>=大幅反発。岩井コスモ証券は23日、同社株の投資判断を新規「B+」でカバレッジを開始した。目標株価は2400円としている。同社は生産者と都市部スーパーなどをつなぎ新鮮な農産物を消費者に届ける「農家の直売所」が主力。ITを活用して、農産物流通市場にイノベーションをもたらし、魅力ある農産物を作ることに挑んでいる。18年8月期は物流やIT、人材への投資フェーズとして営業利益は1億円の赤字見込みだが、同証券では19年8月期には5000万円へ黒字転換し、20年8月期は3億6000万円へ大幅黒字を予想している。

 セック<3741>=急反発。同社は23日の取引終了後、集計中の18年3月期単独業績について、売上高が従来予想の49億5000万円から51億7500万円(前の期比17.0%増)へ、営業利益が5億5000万円から6億2000万円(同43.2%増)へ、純利益が4億1000万円から4億6800万円(同49.0%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。移動体通信事業者からの需要が回復してモバイルネットワーク分野が伸長したことに加えて、ロボットの研究開発案件を中心とした宇宙先端システム分野が増加するなど、全ての事業分野が好調だったことが要因としている。また、業績の上振れに伴い従来42円を予定していた期末一括配当を4円増額して46円にするとあわせて発表した。

 日本プロセス<9651>=後場急動意。同社は、午後1時30分ごろに自社株買いを発表しており、これを好材料視した買いが入っている。上限を20万株(発行済み株数の2.02%)、または2億円としており、取得期間は5月10日から7月31日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行と株主への一層の利益還元を目的としている。

 セブンシーズホールディングス<3750>=ストップ高。同社は23日取引終了後、18年3月期の連結業績予想の修正を発表。営業損益を1億5000万円の赤字から1億2800万円の黒字(前期実績は3億9800万円の赤字)へ、最終損益を5100万円から4億4800万円(同4億6400万円の赤字)へ大幅に増額しており、これを材料に短期資金が攻勢をかけている。株価は2月2日に517円の分割後高値をつけた後調整していたが、440円近辺をボックス下限とするもみ合いを続け売り物がこなれていた。

 タカラレーベン<8897>=商いを伴い急伸。同社は23日の取引終了後、集計中の18年3月期連結業績について、売上高が従来予想の1100億円から1108億円(前の期比7.0%増)へ、営業利益が105億5000万円から125億円(同20.8%増)へ、純利益が63億円から73億円(同19.5%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これを好感した買いが集中している。主力の新築分譲マンション事業で、引き渡し計画1600戸に対して1619戸の引き渡しを行ったことに加えて、売上原価の削減により粗利益率が大きく改善したことが寄与した。また、発電事業でメガソーラー発電施設を追加で売却したことや、広告宣伝費などの販管費の削減が進んだことも貢献した。

 エスイー<3423>=急反発。同社は23日の取引終了後、集計中の18年3月期連結業績について、売上高が従来予想の195億円から201億9900万円(前の期比13.8%増)へ、営業利益が7億5000万円から9億6100万円(同46.5%増)へ、純利益が5億円から6億5600万円(同52.9%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。公共インフラ老朽化対策などの事業が堅調に推移したことを背景に、関連製品の納入や補修・補強工事が順調に推移したことが売上高を押し上げた。これに加え、原価率の改善も利益を押し上げた。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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