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【市況】出遅れ銘柄、セクターに対する水準訂正の動き/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 22236.53 (+148.49)
TOPIX  : 1764.28 (+13.49)

[後場の投資戦略]

 日経平均は5日線を支持線に下値を切り上げるなか、心理的な抵抗だった75日線を捉えており、センチメントを明るくさせている。ただ、米国ではアルファベットの決算がコンセンサスを上回ったものの市場反応はまちまちであり、今後発表される決算を見極める必要がある。また、国内についても決算発表が本格化するため、インデックスに絡んだ売買以外は積極的な資金流入は期待しづらいところであろう。長期金利の上昇を受けて銀行株が物色されているが、相対的に出遅れているセクターであり、リバランスの流れにあるだろう。

 ただ、4月以降、海外勢の需給動向に変化が見られており、下値を売る流れにはなり難い面はある。積極的な上値追いは限られるものの、出遅れ感のある銘柄やセクターには水準訂正の動きを狙った値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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