市場ニュース

戻る
 

【市況】<マ-ケット日報> 2018年4月23日

 週明けの市場は日経平均が続落。終値は前週末比74円安の2万2088円だった。前週末の米国市場のアップル株急落が嫌気され軟調に推移。円安基調が続いたものの半導体・ハイテク株の下げが足を引っ張ってしまった。今週は日米欧の金融政策会合や日米ともに主要企業の決算発表が相次ぐため投資家は積極的に動けない状況にある。相場も膠着しやすい1週間となりそうだ。

 前週末の米国市場はスマホ販売減によるアップル株急落の影響を受けてダウ平均が大幅に3日続落した。アップルは1-3月に続き4-6月もスマホの販売が低迷するとのアナリストリポートを受けて急落。前日に台湾の半導体受託生産大手が売上高見通しを下方修正したことを裏付けるものとなり、携帯・半導体関連銘柄が軒並み安となってしまった。この日は長期金利が4年3カ月ぶり水準に上昇したことも売り材料視されている。

 さて、東京市場は米国のハイテク株下落に呑まれて軟調な展開。円安進行や北朝鮮が核実験を止めるなどのプラス材料はあったものの、材料としてはアップルの方がインパクトがあったようで様子見の1日となってしまった。チャート面では本日も75日移動平均線(2万2210円)が上値を抑える格好となっており、目先の売り場として意識されている面も。来週の大型連休を控え買い方も仕掛けにくい状況となっている。(ストック・データバンク 編集部)

株探からのお知らせ

    日経平均