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【通貨】今日の為替市場ポイント:米長期金利上昇を意識してドル買い継続も

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより

20日のドル・円相場は、東京市場では107円36銭から107円73銭まで上昇。欧米市場でドルは107円86銭まで買われた後に107円51銭まで反落し、107円59銭で取引を終えた。

本日23日のドル・円は、107円台後半で推移か。米長期金利の上昇などを背景にドル買い・円売り基調が継続している。日経平均株価の動きをながめ、107円台半ばから後半の水準で底堅く推移する展開となりそうだ。

米国の利上げペースの加速をめぐる思惑やインフレ加速懸念を背景に、米長期金利が上昇。これを受けて、ドル買い・円売り地合いが継続している。ただ、前週末の米株式市場の下落や日経平均先物が軟調に推移していることから、ドルの上値は重い展開となっている。

今週は米住宅関連指標や1-3月期の米国内総生産GDP(速報値)の発表、欧州中央銀行(ECB)の定例理事会、日銀金融政策決定会合など主要なイベントが目白押しとなっており、市場は内容を見極めたいとの思惑から積極的な商いは手控えられそうだ。本日の東京市場では日経平均株価の動向をにらみ、107円台半ばから後半の水準でのレンジ内取引が予想される。

《CS》

 提供:フィスコ

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