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【通貨】豪ドル週間見通し:もみ合いか、物価指標や資源価格の動向に注目


■弱含み、米長期金利上昇を嫌気した豪ドル売り

先週の豪ドル・円は弱含み。豪準備銀行(中央銀行)の4月理事会議事要旨では「目先に政策変更する強固な理由はないとの見方で一致」とされ、利上げを急がないとの見方は継続した。3月雇用統計で正規雇用者数が減少したことや米長期金利の上昇を意識した豪ドル売り・米ドル買いが優勢となり、この影響で対円レートは週末前に82円台半ばまで売られる展開となった。取引レンジ:82円43銭-83円95銭。

■もみ合いか、物価指標や資源価格の動向に注目

今週の豪ドル・円はもみ合いか。豪準備銀行(中央銀行)は利上げを急がないとの見方が続くなか、1-3月期の消費者物価指数が材料になる。また、米国と中国との貿易摩擦問題に絡む資源価格の動向や、27日に予定される韓国と北朝鮮との南北首脳会談の行方も注目される。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・24日:1-3月期消費者物価指数(10-12月期:前年比+1.9%)

予想レンジ:81円00銭-84円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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