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【材料】ブイキューブ---カナミックネットワーク、笑顔会など5法人による高齢化社会の課題解決を目指した連携を発表

ブイキューブ <日足> 「株探」多機能チャートより

ブイキューブ<3681>は18日、テレビ会議SDKサービス「Agora.io Video SDK」の提供を通じて、カナミックネットワーク<3939>、医療法人笑顔会(本部:愛知県名古屋市)、Next Wellness International(本社:愛知県名古屋市)、NTTエレクトロニクステクノ(本社:神奈川県横浜市)と、在宅診療など高齢化社会の課題解決を目的とした連携を発表した。

本連携は、在宅医療サービスを提供している笑顔会が中心となって進めている「Integrated wellness model研究室」に基づき実現した。ブイキューブ子会社のアイスタディ<2345>が提供する「Agora.io Video SDK」と、カナミックネットワークの「カナミッククラウドサービス」とNTTエレクトロニクステクノの「モバカルネット」の3つのクラウドサービスが活用されている。

「Agora.io Video SDK」は、映像と音声を使ったビデオ通話機能を自社サービスへ組み込むことが可能なSDKサービス。アプリケーションの開発期間と運用にかかるコストを最小限に抑え、配信基盤のメンテナンスを気にすることなくテレビ会議機能が利用可能になる。複数人同士での双方向配信ができ、遠隔教育、遠隔医療などの分野で利用が広がっている。

「カナミッククラウドサービス」は、「地域包括ケアシステム」実現のために開発されたクラウドサービス。在宅ケアを受ける患者・要介護者に、地方自治体や医師、訪問看護師、ケアマネジャー、介護サービス事業者など、多職種・多法人間でのリアルタイムな情報の共有・集約を可能にする。「モバカルネット」は、在宅医療機関に特化したクラウド型の電子カルテサービス。

これら3システムの連携により、医師が患者宅に訪問せずに診療を行う遠隔診療が可能となる。ブイキューブのテレビ会議システムを活用し、医師と看護師、ケアマネジャー、介護職との多職種の関係者でのカンファレンスを行える。システム連携を通じて、在宅医療における効率的な多職種・多法人連携を実現し、先進的な地域包括ケアシステムの構築を目指す考え。

《TN》

 提供:フィスコ

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