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【市況】アク抜け感台頭も内需・ディフェンシブ銘柄にとどまる/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 21834.42 (+55.68)
TOPIX  : 1732.64 (+3.28)

[後場の投資戦略]

 米英仏がシリア攻撃に踏み切り、本日は先進国の主要株式市場である東証が最初にシリア攻撃を織り込むことになったが、市場の反応はアク抜けといった格好だった。しかし、日経平均をけん引しているところをみると、ユニファミマ<8028>、リクルートHD<6098>、アステラス薬<4503>、KDDI<9433>といった内需・ディフェンシブ銘柄となっている。セクターでみても医薬品や水産農林、サービス、小売といったところが上昇しており、リスク回避姿勢が鮮明である。グローベックスのNYダウ先物は100ドル高程度で推移しており、週明けの米国市場の上昇が期待されるが、欧米各国の反応を見極めたいところであろう。

 また、日米首脳会談を控えていることも手掛けづらくさせており、後場も狭いレンジ取引が続きそうである。また、中小型株が思いのほか弱い値動きをみせている。日経平均がこう着感の強い値動きをみせていることが神経質にさせているようである。模様眺めムードが強いなかであり、強い値動きをみせている銘柄へ、短期の値幅取り狙いの資金がより向かいやすいだろう。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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