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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (4月9日記)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 日経平均株価は、3月28日以降が上値、下値を切り上げるジグザグの動きの途中か、2月27日以降が上値、下値を切り下げるジグザグの動きの途中のどちらかです。

 前者の場合、本日中に2万1200円前後の地点で下値を支えられて、すぐに上昇を開始する公算です。後者の場合、本日以降、勢いの強い下げ場面となって、一気に2万0347円へ接近する動きになる公算です。

 前週末の夜間取引の先物の終値を考慮すると、本日の寄り付き値が2万1400円前後になると考えられます。

 どちらの展開になる場合でも、下値余地があるので、本日は、寄り付き後の価格がいったん下値を試す動きになると考えられます。

 押し目をつけるなら、寄り付き後の下げが10時30分頃、あるいは午前中に2万1200円へ到達して、引けにかけて上昇を開始するはずです。

 そのまま引けまで下げの流れを継続するなら、弱気有利と判断できます。弱気の展開になるなら、本日は2万1000円の節目程度まで下げる可能性があります。


情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。

◆伊藤智洋のチャート分析の決定版◆
「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)。

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