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【市況】5日の株式相場見通し=米株高を好感して買い先行のスタート

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 5日の東京株式市場は、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が大幅続伸したことに加え、外国為替市場で円安・ドル高が進行していることから買い先行のスタートとなりそうだ。ただ、買い一巡後は上値の重い展開も予想される。5日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=106円70銭台での推移となっている。

 4日の米株式市場は、NYダウ平均株価が前日比230.94ドル高の2万4264.30ドルと続伸した。中国が米国への報復関税を発表したことを受け、NYダウは寄り付き直後に500ドル強下落してスタートした。ただ、トランプ米大統領が、ツイッターへの投稿で中国との貿易戦争を否定したこともあり、下値には買いが流入。主力のIT関連株などが上昇するとNYダウもプラス圏に浮上した。結局、200ドルを超す上昇で引けた。アップル、アマゾン・ドット・コムが高く、キャタピラーが値を上げた。アルファベット(グーグル)が高く、テスラが急伸した。半面、フェイスブックやボーイングは値を下げた。ナスダック総合株価指数は、前日比100.825ポイント高の7042.107と続伸した。

 日程面では、日銀の「生活意識に関するアンケート調査」に注目。海外では、米2月の貿易収支、中華圏は清明節の祝日で中国株式市場は5~6日休場・香港市場は5日の休場が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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